遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

操体

仙台12月

仙台の講座。「ラクになれない方、イイ感じが解らない方の対処法」 ラクな寝方で寝てもらい、足指の痛いところを揉んで逃げてもらって、よりラクな姿勢へ、 それから、目や首、手足の向きや置く位置、膝の曲げ具合などを少しづつよりラクにしてもらい、背骨…

操体のタワメの間のポイント

明日の仙台で「ラクになれない方、イイ感じの解らない方への対処」を行うので、今までの考えを整理し、今年4月に東京の3期に行ったテキストを書き直している。 それで、目の前の方のその時の体の状態に合わせたタワメの間を導くポイントは、 −−−−−−−−−−−−−…

背骨の重力に対する位置が姿勢

背骨の重力に対する位置が姿勢である事に気づいた。考えてみたら当たり前なんだけど、地球に生きている生き物にとって、特に動物の姿勢や動きにとって、重力が凄く関係してるという事に改めて驚いている。 立位や座位は重力の方向に背骨が沿っているし、寝た…

「操体4期6.鍼などと組み合わせて」をMLへ

12月24日に行う「操体4期6.鍼などと組み合わせて」を術伝MLへ送った。 おおまかには、.0. 鍼などと組み合わせて操体を誘導 ・ラクな姿勢から末端などを鍼などで刺激しながら言葉で操体を誘導.1. 基本的な手順 .1. ラクな姿勢をになってもらう(*1) .…

「操体2期 6.うつ伏せからのカワ」をMLへ

12月24日に行う「操体2期 6.うつ伏せからのカワ」を術伝MLへ送った。 おおまかには、 6.0. 基本的な手順 .0.「姿勢を変えたくなったら、どんどん変えて構いません」 「ただ、ユックリ動いてください」と声を掛けて置く .1. ラクな姿勢を探す->うつ伏…

動作の実況中継で瞑想修業

スリランカフェスティバルの頃から気になっていて、養老先生とスマナサーラ長老の対談本『希望のしくみ』を読んでますます関心を持ったヴィパッサナー瞑想を体験してみた。宗教っぽく無い側面があるという話も聞いたが、まぁ受ける感じはやっぱり宗教という…

あはきワールドに紹介された

http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%BD%D1%C5%C1がに紹介していただけました。 とってもうれしいです。2000人に伝え残すという夢に少し近づけた感じがしました。

「鍼灸を独習」(1)

「鍼灸を独習」を始めます。自分で自分の体のつぼを探し、見付けたツボに鍼灸師ながら、鍼灸の基本的な技術を学んでいくコツを公開します。出来る方、解っている方には当たり前の話から始めます。 鍼灸を独習(1)指を反らしたり、指周りを押したり ここで…

手繋ぎ操体

今日の日曜講座で、「隣の方と手を繋いで輪になり、みんなで重さの操体」というのをやってみました。なかなか面白かったです。遠慮がちの方、隣を巻き込んで自分の気持ち良さ優先の方がいると、見学に回った方が見ていての感想を言ってました。 10人くらい…

指先でツボ上の皮膚を張る

秋の操体フォーラムで三浦先生が実演した事で操体掲示板で話題になった「点の渦状波」を解りやすく身に付けやすい技術にしたものを表記の題で、術伝に載せた。http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%BB%D8%C0%E8%A4%C7%A5%C4%A5%DC%A4%CE%BE%E5%A4%…

仙台木曜講座10.26

この間の東京操体フォーラムで三浦先生が実演した「点の渦状波」をやってみたいと言うことで皆で練習。 実演をしようかなと思ったけれど、このメンバーならやり方を言えば、できるだろなと思い、実演は省略。1.膝裏の痼りに対して、肘付近のツボに指先の操…

「体で覚える鍼灸・操体講座」後期初日 

久しぶりの方は3ヶ月インドに行っていたという。向こうで旅行者仲間などに鍼灸や操体をして、効果が出て喜ばれ、南インドのIT長者の多いとある街で開業しないかという話も出たという。 また一人逆子の患者さんがくるという方がいて、操体でのやり方(片膝…

「痼りとカワの操体」

「操体もくもく」「痼りとカワの操体」 さて、今回は、痼りとカワの操体の関係について書いていきます。カワの操体を目標の痼りに行っている時には、指は痼りの真上から少しずれた所に在ります。それなのになんで効くのかなという事について、今までいろいろ…

体で覚える鍼灸・操体講座06の9月1回目

鍼灸1期は、運動器系応急処置で頭刺。 鍼灸3期は、内科系急性期で中焦 操体1期は、四つん這い尻振りと、体重移動と体の動きの関係。 操体3期は、四つん這いからの重さの操体。四つん這いからの重さの操体は、障害児のリハビリに役に立つと思っていたが、…

「痼りとその周りの筋肉」

「操体もくもく」に「痼りとその周りの筋肉」 今回は、痼りから操体を予測するの2回目で、「動きの操体の切っ掛けとなる動きは痼りのある筋肉を緊張させる動きが基本」という内容です。操体を長くされている方なら既にご存じでしょうし、達人の先生方から「…

痼りに合わせた操体を予測

先回は、「タワメの間では目標の痼りは消える」という話でしたが、今回は「目標の痼りにふさわしいタワメの間を予測する」という話を書きます。先々回に「タワメの間の姿勢で力が働く処に体が治したがっている処がある」と書いた事と、先回の内容の組み合わ…

タワメの間と痼り

前回は「タワメの間で力が働く先に体が治したがっている処がある」という話を書きました。今回は「目標とする痼りはタワメの間でどのように変化するか」という事を書いていきます。 操体は動かして診る動診が中心ですが、触って痼りを見付ける触診で診ていく…

仙台で操体講習会

今回は一人づつをモデルにラクな姿勢からの連続操体をして、初めて見る姿勢になった時に 何処が体がその時に治したがっているポイントかを姿勢から見付ける方法を解説練習。

タワメの間の姿勢と操体の焦点

先回は、操体操法は、背骨に伝わる動きが近い物は似たような効果が出る、特に、手足で左右差がある動作制限に対しては、やりやすいほうを少し強調するとやりにくかったほうが改善するという事を書きました。今回は、その続きとして、操体の操法をして、ある…

背骨に伝わる動きが同じなら

前回は、きっかけが、手首足首などの末端の時と、体重移動など体の中心に近い部分の時の違いを、見た目の分かり易さ、操体の纏(まと)まり易さなどから、見ていきました。今回は、背骨に伝わる動きが同じなら似たような効果が上がられる可能性が高いという…

「体で覚える鍼灸・操体講座」8月2回目

午前中は、鍼灸。鍼灸で1期は、「巨刺上下刺対角刺」。巨刺という言葉は学校で習うけど、実演を見た事が無い方ばかりだったので、実演した後、二人組で練習し、結果が出せるのをみんな面白がっていた。 鍼灸3期は、「上焦の急性期」。吐き気、咳、不整脈な…

末端の動きと体重移動での違いは

先回は、一つの操体で、気持ちよさを深める工夫として、体重移動と末端の動きを組み合わせてみる事を取り上げてみました。今回は、その二つをきっかけににする2種類の操法の違いのほうを見ていきます。つまり、末端の動きをきっかけにする操体操法と体重移…

操体は末端と重さで決まる

前回までの3回で、実際の臨床の場で行われる操体の操法の時代による変遷とその理由ではないかと思われる事を書いてみました。今回は、タマメの間で気持ちよさを引き出すというか、操体が巧く決まったなという感じになるために、私が一人操体の時に自分で試…

新旧操体の向き不向き

さて、前の2回で「ギュッ・パッ・ストン」からカワの操体まで、タワメの間が同じ形になる操体のバリエーションを紹介してみました。それらは、ほぼ同じ効果があるのですが、違いがあります。今回は違いのほうに目を向けて比較してみたいと思います。 さて、…

動きからカワや重さへ

前回は、動きの操体の新旧比較をしてみました。今回は、そこからカワや重さの操体までのバリエーションを紹介します。 タイプ6.自力と抵抗を逆に 受け手の方に膝を倒してもらい、伝え手が手首を捻って抵抗する形は、受け手の方の負担が大きい事に気が付き…

現場では、理論は迷いながら使え

「理論は迷いながら使え」(臨床の場では)というのを「鍼術覚書」や「治療は対話」、「操体は対話」に入れたほうがよいかなと考え始めました。 大学などで科学技術を応用する教育を受けたりする場合や、工場工房などの現場で科学技術を応用して物づくりをし…

中央区で「体で覚える鍼灸・操体講座」

暑い中を大勢の皆さんが集まってくださり、わいわいがやがやにぎやかに、午前中は鍼灸、午後は操体。 鍼灸1期は、膝と股関節の応急処置、 3期は、表位の急性期。 操体1期は、膝と手首足首の応急処置、3期は、座位からのカワの操体、髪の毛や耳の操体暑い…

「操体は対話 心は他人かもしれない」

今回は、ここまで書いてきた操体に関係する事を改めて考えてみて、どうして人は病気になるのかなと言うことを書いていきたいと思います。 さて、みなさんは、心と体、どちらが自分だと思っていますか?「我思う故に我なり」と言われるように、心が自分だと思…

「操体は対話 小さな「出来た」を積み重ねる」

さて、前回は、達人の先生方の言葉に惑わされていると操体の実技の上達が遅れる事も多いから、出来たら先に体で操体を実感したほうが良いという話で終わりました。 少なくとも、先生から言葉を聞いた後の実習で、聞いた事を体で感じる事が出来て、その内容を…