遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

動作の実況中継で瞑想修業

 スリランカフェスティバルの頃から気になっていて、養老先生とスマナサーラ長老の対談本『希望のしくみ』を読んでますます関心を持ったヴィパッサナー瞑想を体験してみた。宗教っぽく無い側面があるという話も聞いたが、まぁ受ける感じはやっぱり宗教という感じ。でも、初心者の指導をスマナサーラ長老自身が2時間半かけて行うというのには感心した。
 ヴィパッサナー瞑想は、歩く時には「右足上げて前へ降ろして、左足上げて前へ降ろして」と心で唱えながら歩く。座る時には、先ずは、呼吸やお腹が動きを実況中継し、痛みなどの感覚が出てきたら「いたみ、いたみ」「しびれ、しびれ」「かゆみ、かゆみ」などと唱えるというもの。たしかに瞑想っぽく無い面が有る修業だなと思った。
 体のその時の動きや感覚を実況中継するという辺りが操体に似ている面があるような気がして一度体験してみたいなと思ってた。体験した感じでは、直ぐに操体に役立つアイデアが浮かんだわけでは無いが、なんとなくそのうち操体に巧く活かせそうな気はしている。
ヴィパッサナー瞑想について詳しく知りたい方は、日本テーラワーダ仏教協会 | こころを清らかにする人が幸せである