遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

背骨に伝わる動きが同じなら

 前回は、きっかけが、手首足首などの末端の時と、体重移動など体の中心に近い部分の時の違いを、見た目の分かり易さ、操体の纏(まと)まり易さなどから、見ていきました。今回は、背骨に伝わる動きが同じなら似たような効果が上がられる可能性が高いという事を書いていきます。
 簡単な例ですと、右肘を肘鉄砲と喰らわすような感じで後ろに引けないという方に対して、左肘で同じ動きをしてみるという感じの操体です。この場合に効果を出す可能性を高めようと思えば、軽く動かせる範囲で左肘を後ろに引いてもらい、動きが止まったら、左手小指が手平側に回る方向の左手首の捻転の動きを付け加えたり、左足に体重を移す事を付け加えると良いでしょう。お腹に息が入るか、気持ち良さが生まれてくるか確認出来たらその操体をし続け、体重を戻したくなるか、肘を戻したくなるか、息が普通になるかしたら終えます。左肘を戻してから、後ろに引きにくかった右肘を後ろに引いてみると引けるようになっていると思います。
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