遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

「痼りとカワの操体」

操体もくもく」「痼りとカワの操体
 さて、今回は、痼りとカワの操体の関係について書いていきます。カワの操体を目標の痼りに行っている時には、指は痼りの真上から少しずれた所に在ります。それなのになんで効くのかなという事について、今までいろいろ考え試してきた事を書いていきます。
 このごろ感じているのは、カワの操体で一番大切なのは、皮膚をズラす事よりもズラした後(あと、跡?)に出来る皮膚表面の張りを同じ状態に保つ事なんじゃないかなという事です。カワをズラしている指や手の平が振るえたりブレたりして、後ろに出来る張り、ズラした後ろの皮膚表面の張り具合が変わってしまうと、感じていた気持ち良さが消えてしまうようで、受け手の方からも「違った」「気持ち良さが消えちゃった」と言われる事が多くなります。この事と先ほど書いた「カワをズラすと、カワの操体をしている指や手の平は痼りの真上から外れる」という事を考え合わせて、このごろ、カワの操体は、痼りの上の皮膚がピンと張った状態を暫く保つから効果が出るのかなと考えています。
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