遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

亀の水槽の水替えをおこなった

内科系急性期3中焦

術伝MLに「鍼は引き鍼」の「内科系急性期3中焦」の文章部分を送った おおまかには、 [1]中焦の急性症状 1.上衝した邪気が、中焦部分の歪みを刺激し、中焦部分で激しい症状が出ている 2.表位にも熱などの症状が出るが中焦の症状のほうが激しい。 3…

痼りに合わせた操体を予測

先回は、「タワメの間では目標の痼りは消える」という話でしたが、今回は「目標の痼りにふさわしいタワメの間を予測する」という話を書きます。先々回に「タワメの間の姿勢で力が働く処に体が治したがっている処がある」と書いた事と、先回の内容の組み合わ…

診療所に行く

脳梗塞の再発予防のバッファリン81が無くなったので、もらいにいく。 ついでに、大病院への紹介状を書いて貰う。9月か10月に検査に来るように言われていたので。

9月1回目の日曜講座のテキストの下書きをする。

箇条書きは、ほぼ完成。あとは、文章

タワメの間と痼り

前回は「タワメの間で力が働く先に体が治したがっている処がある」という話を書きました。今回は「目標とする痼りはタワメの間でどのように変化するか」という事を書いていきます。 操体は動かして診る動診が中心ですが、触って痼りを見付ける触診で診ていく…

一日中眠かった

昨日は仙台から夜10時過ぎに帰宅して、風呂の後、直ぐ寝たのだが、寝付きも悪く、眠りも浅かった。そのため、今日は一日中眠く、メールや掲示板の返事を書いただけで、「術伝HP」の更新は出来なかった。

仙台で操体講習会

今回は一人づつをモデルにラクな姿勢からの連続操体をして、初めて見る姿勢になった時に 何処が体がその時に治したがっているポイントかを姿勢から見付ける方法を解説練習。

タワメの間の姿勢と操体の焦点

先回は、操体操法は、背骨に伝わる動きが近い物は似たような効果が出る、特に、手足で左右差がある動作制限に対しては、やりやすいほうを少し強調するとやりにくかったほうが改善するという事を書きました。今回は、その続きとして、操体の操法をして、ある…

背骨に伝わる動きが同じなら

前回は、きっかけが、手首足首などの末端の時と、体重移動など体の中心に近い部分の時の違いを、見た目の分かり易さ、操体の纏(まと)まり易さなどから、見ていきました。今回は、背骨に伝わる動きが同じなら似たような効果が上がられる可能性が高いという…

「体で覚える鍼灸・操体講座」8月2回目

午前中は、鍼灸。鍼灸で1期は、「巨刺上下刺対角刺」。巨刺という言葉は学校で習うけど、実演を見た事が無い方ばかりだったので、実演した後、二人組で練習し、結果が出せるのをみんな面白がっていた。 鍼灸3期は、「上焦の急性期」。吐き気、咳、不整脈な…

末端の動きと体重移動での違いは

先回は、一つの操体で、気持ちよさを深める工夫として、体重移動と末端の動きを組み合わせてみる事を取り上げてみました。今回は、その二つをきっかけににする2種類の操法の違いのほうを見ていきます。つまり、末端の動きをきっかけにする操体操法と体重移…

内科系急性期(2)上焦

「鍼は引き鍼」の「内科系急性期(2)上焦」を書き上げ、文章部分を術伝MLに送った。 おおまかには、 [1]上焦の急性症状 1.上衝した邪気が、上焦部分の歪みを刺激し、上焦部分で激しい症状が出ている 2.表位にも熱などの症状が出るが上焦の症状の…

操体は末端と重さで決まる

前回までの3回で、実際の臨床の場で行われる操体の操法の時代による変遷とその理由ではないかと思われる事を書いてみました。今回は、タマメの間で気持ちよさを引き出すというか、操体が巧く決まったなという感じになるために、私が一人操体の時に自分で試…

新旧操体の向き不向き

さて、前の2回で「ギュッ・パッ・ストン」からカワの操体まで、タワメの間が同じ形になる操体のバリエーションを紹介してみました。それらは、ほぼ同じ効果があるのですが、違いがあります。今回は違いのほうに目を向けて比較してみたいと思います。 さて、…

動きからカワや重さへ

前回は、動きの操体の新旧比較をしてみました。今回は、そこからカワや重さの操体までのバリエーションを紹介します。 タイプ6.自力と抵抗を逆に 受け手の方に膝を倒してもらい、伝え手が手首を捻って抵抗する形は、受け手の方の負担が大きい事に気が付き…

現場では、理論は迷いながら使え

「理論は迷いながら使え」(臨床の場では)というのを「鍼術覚書」や「治療は対話」、「操体は対話」に入れたほうがよいかなと考え始めました。 大学などで科学技術を応用する教育を受けたりする場合や、工場工房などの現場で科学技術を応用して物づくりをし…

奥義・極意

術伝の「鍼術覚書」に「奥義・極意」を載せた おおまかには、 「奥義は初伝に在り、極意は日常に在り」 詳しくは、http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%B1%FC%B5%C1%A1%A6%B6%CB%B0%D5

「鍼術覚書 修業」

術伝の「鍼術覚書」に「修業」を載せた おおまかには、 基本的に 修行は楽しむ。イヤイヤやるのでは、役にたたないだけでなく、害になる(体を壊す)。工夫しても楽しめなければ、別の道を選んだ方が良い。楽しめることを修行にする。 続きは、http://yajium…

「鍼術覚書 治療」

術伝の「鍼術覚書」に「治療」を載せた おおまかには、 基本的に 患者さんの心と体を緩める事が基本。リラックスできれば、自然治癒力は増す。違和感を感じさせないで患者さんの体に触れられる事が、最初の課題。違和感を感じれば、体は固くなり、ツボが消え…

「鍼術覚書 病」

術伝の「鍼術覚書」に「病」を載せた おおまかには、 基本的に 鍼での治療では、病はまず四つに分ける。 「太陽の病」(「後ろの病」) 「陽明の病」(「前の病」) 「少陽の病」(「横の病」) 「陰の病」 (「内の病」) 詳しくは、http://yajiuma.pupu.jp…

「鍼術覚書 経絡」

術伝の「鍼術覚書」に「経絡」を載せた おおまかには、 (1)経絡は、前・横・後 経絡は、歪んだ体にかかる負荷を分担するシズテムの一つ。一か所で負担すると壊れやすいので、関係のある所で分けて受けとめている。邪気を引きやすい道のりにもなる。 .0.体…

「鍼術覚え書き 手順と型」

鍼術覚え書きの中の「手順と型」を術伝に載せた おおまかには、 (1) 手順 「手足→胴体→手足」、「陽→陰→陽」が手順の二原則。組み合わせれば、 「手足(陽→陰→陽) → 胴体(陽→陰→陽) → 手足(陽→陰→陽)」 となる。慢性の病の時は、表位をはじめ体の表に邪…

中央区で「体で覚える鍼灸・操体講座」

暑い中を大勢の皆さんが集まってくださり、わいわいがやがやにぎやかに、午前中は鍼灸、午後は操体。 鍼灸1期は、膝と股関節の応急処置、 3期は、表位の急性期。 操体1期は、膝と手首足首の応急処置、3期は、座位からのカワの操体、髪の毛や耳の操体暑い…

「鍼術覚書 鍼と邪毒」

「鍼と邪毒」を術伝に載せた。「鍼術覚え書き」の1回目。基本的考え方を載せて置いたほうがよいかなと思い、「鍼術覚え書き」を先に載せる事にした。 おおまかには、 (1) 鍼は邪気を引く 鍼は邪気を引く道具。真気を呼べるし、邪熱を散らせるし、シコリを援…

「運動器系応急処置 頭刺」

(1)基本的に .1.足の甲の「遠く」として頭が使われる事がある 応急処置の原則・・・「遠くに強く引く」 患部が胴体の場合には、「遠く」=「手足の甲」 手足の甲と患部が近い場合には、患部の邪気を手足の甲に引きにくい そういう時には、別の「遠く」が…

「操体は対話 心は他人かもしれない」

今回は、ここまで書いてきた操体に関係する事を改めて考えてみて、どうして人は病気になるのかなと言うことを書いていきたいと思います。 さて、みなさんは、心と体、どちらが自分だと思っていますか?「我思う故に我なり」と言われるように、心が自分だと思…

「運動器系応急処置 指周りの痛みに糸状灸」

(1)基本的に 応急処置の原則・・・「遠くに強く引く」 患部が胴体の場合には、「遠く」=「手足の甲」 患部が指の場合には、患部の邪気を手足の甲に引けない 指周りや手の甲、足の裏は、鍼すると痛がられる事が多い そう言う時でも、糸状灸なら施術可能だ…

「操体は対話 小さな「出来た」を積み重ねる」

さて、前回は、達人の先生方の言葉に惑わされていると操体の実技の上達が遅れる事も多いから、出来たら先に体で操体を実感したほうが良いという話で終わりました。 少なくとも、先生から言葉を聞いた後の実習で、聞いた事を体で感じる事が出来て、その内容を…