遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

「操体は対話 小さな「出来た」を積み重ねる」

 さて、前回は、達人の先生方の言葉に惑わされていると操体の実技の上達が遅れる事も多いから、出来たら先に体で操体を実感したほうが良いという話で終わりました。
 少なくとも、先生から言葉を聞いた後の実習で、聞いた事を体で感じる事が出来て、その内容を頭で理解でき、心でも納得できて、しかも或る程度は効果を上げられたという経験が出来ないと技や術は身に付いて行きません。先生の言葉は理解できたし、実演は見せてもらったけれど、自分の体では感じられなかったし、やっても効果は出せなかったという状態では、いくら習っても腕は上達して行きません。「出来なかった」事をいくつ積み上げても出来るようにはなりません。
 逆に、小さな「出来た」を積み重ねていけば、技や術は自然と身に付いていきます。「受け手の方の体の状態を感じられた」、「その理由をガッテンして納得できた」、「それに基づいて操体したら効果が上がった」という実感を、ささいな事でも良いから毎回積み上げていけるよう工夫していきましょう。
 詳しくは、http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%BE%AE%A4%B5%A4%CA%A1%D6%BD%D0%CD%E8%A4%BF%A1%D7%A4%F2%C0%D1%A4%DF%BD%C5%A4%CD%A4%EB