遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

仙台木曜講座10.26

この間の東京操体フォーラムで三浦先生が実演した「点の渦状波」をやってみたいと言うことで皆で練習。
実演をしようかなと思ったけれど、このメンバーならやり方を言えば、できるだろなと思い、実演は省略。

1.膝裏の痼りに対して、肘付近のツボに指先の操体

仰向け膝立で膝裏の痼りを探し、一番痛む物を見付け、その場所をだいたい脹ら脛よりの小指側か親指側か調べ、それと対角反対側の肘(右膝裏なら左肘)の手平側・同じ指側の肘の皺から前腕を手首に向かって指を滑らした最初のツボ(だいたい2,3cm手首より)を見付けて、痛さを確認。

そのツボ、だいたい直径1cmくらいなので、サインペンでマルを描き、そのマルの周りを2本の指で引っ張って、マルの中の皮膚がピンと張った状態が作りやすい方向を探して、ピント張った状態を暫く保てるようにした。

お腹に息が入ったか見て、入ったら、お腹の息が元に戻るまで続ける。途中で、ツボの周りに当てた指の下で脈打つようにドキドキしてきたら、それも効果が出ている目安になる。

途中で足を動かしたそうにしていたら動かしてもらっても良いし、そのほうが変化が早い事が多い。

終わったら、膝裏の痼りを確認。最初の方から成功。参加者全員次々と行ったが、みんな成功。

2.お腹の痼りに対して、腕の手の平側や、足の内踝側のツボへの指先の操体

お腹を腹診して、一番硬い辛い感じの痼りを見付ける。経絡的に関連する手足陰経を調べ、ツボを見付けて、1.と同じ様にツボの上の皮膚を張った状態に保つ。この場合には、経絡的に関連する指の指反らしを付け加えたほうが変化が早い。

また、首の捻り方や腕の伸ばし方も声を掛けて、ラクなほう、気持よいほうに変えてもらうと変化が早い。

これも参加者全員成功。

*.その後、三浦先生がフォーラムで行ったという、仰向けでの肩胛骨中央・天宗へや、内踝足裏より・照海へ、同じ事をやってみた。これも巧く行った。

夜は、牡蠣はまだ未入荷という事で食べられなかったが、宮城の地酒のひやおろしで、今まで食べたことのない魚の刺身、秋刀魚の刺身、鮭のちゃんちゃん焼きなどをいただき、操体の話で盛り上がった。