遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

操体講座2期9.横向から皮膚&重さ

操体講座2期9.横向き寝からの皮膚と重さの操体」のテキストを術伝MLに送った
概要は以下の通り
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体で覚える操体講座06.2期
9.横向寝がラクな時、皮膚や重さの操体の基本
  〜〜 ラクな姿勢からイイ感じを探す 〜〜
 (C)2007 愉愈庵遊風
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9.0.1 基本的には、動きの操体を皮膚の操体に置き換えていく物が多い
   +重さを移すイメージを付け加えるとイイ感じが増す事が多い
.0.2 脇腹や背骨近くのツボに皮膚操体をしていく事も多い(鍼灸治療に近い)   
9.1. 基本的な手順
  .0.「姿勢を変えたくなったら、どんどん変えて構いません」
  「ただ、ユックリ動いてください」と声を掛けて置く
  .1. ラクな姿勢を探す->横向き寝がラクだったら(*0)
    + 足指を少し痛くして逃げて貰って姿勢を観察(*1)
  .2. イイ感じを探す(*2)
.1. 目立つ処の皮膚ズラしや重さ移しをして、イイ感じの処を探す
.2. 色々付け足してイイ感じが増えないか探す(*3)
 .1. 目の付け所
     .1. 8方向手足末端の位置や手首足首の動き、目の動き(首の動き)
     .2. 背骨、特に腰椎の4種8方向(3軸+伸縮)
     .3. (体重移動:始めに皮膚を動かした時)
 .2. 付け足し方
  .1. 窮屈そうに見える処を動かしてもらう
  .2. 手足の指揉み始め関連の痼りへの按摩指圧、皮膚の操体、指反らし
.3. お腹に息が深くなるか、イイ感じが深くなれば、続ける
 .+. タワメの間では、お腹の息や、痼り(周囲)の変化を観察 (*4)
  .3. 姿勢が変えたくなったり、お腹の息が普通に戻ったら終え、次へ

9.2. 定番的によく使う物
9.2.1. 上の膝が前の場合
   .1. 腰骨〜大腿の皮膚を膝のほうへズラす
  .1. 体が捻れる場合(*5)
    ・上腕が大腿と平行なタイプと直行するタイプがある
 .2. 体が丸くなる場合(*6)
   .2. 足甲の皮膚を足首のほうにズラす(爪先あげ)(*7)
9.2.2. 下の膝が前の場合(*8)
9.2.3. 両膝が重なっている場合(*9)
9.2.4. 手を切っ掛けにする場合
   .1. 手の平を合わせて捻りやすいほうに手甲の皮膚をズラす(*10)
   .2. 両前腕の手首近くの皮膚を親指側にズラす(*11)
9.2.5. 背骨(頸椎〜仙骨)の近くや脇腹に出ているツボの上の皮膚をズラす(*12)