遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

女子医大祭

 女子医にも東洋医学研究会があるという話を聞いたので、どんな事をやってるのかなと思い、学祭にいってみた。受付で建物と場所を聞き、行ってみると小さな部屋でやっていた。入って直ぐの処で、スコーンと胡麻団子と冬瓜スープを売っていた。それぞれ漢方的効能書きが書いてあったが忘れた。漢方薬の試飲も出来るようになっていた。
 奥のほうで、小柄な先生が診察中。診察した後、パイオネックス(0.6mm円皮鍼)をツボを探して貼り、それから漢方薬を言い、学生がメモに書いて渡していた。女子医付属青山自然医学研究所の先生だと言っていた。(帰ってHPを見たら二人の先生の顔写真があったが、たぶん川嶋先生のほうだと思う。)
「この鍼は痛くないでしょう、0.6mmだから消毒もいらないし。来年には刺さらない鍼も商品化される。プラの突起が沢山出ていて、少しぐらいズレても効くモノが出ます。」とのこと。
 3人ほどの診察を見ていたら、私の番に。「いま現在それほど症状はないのですが・・」というと、「丁度良い。未病の診断が出来る。」と言われた。「気になっている事は」と聞かれたので去年暮れに脳梗塞を起こした話をし、いまは飲んでいる薬や経過も聞かれたので、ほとんど後遺症はないが、月1診察を受けて、日に1回バッファリン81を飲んでいると答えた。すると、脳梗塞を起こす人はだいたい決まっているという話で、舌を見て、紫色がかっているからと、学生さんにも確認させていた。血の巡りが悪くなっているとのこと。
 ズボンを膝上まで両足上げ、膝の内側の少し上をグリグリと探り、パイオネックスを貼った。そして、漢方薬はシナモンが大丈夫なら桂枝ぶくりょう丸が良いと良い、いまかかっている医師が出してくれそうなら相談してみたらとのこと。(急性期には、続命湯+桂枝ぶくりょう丸、それから小続命湯+桂枝ぶくりょう丸、そして桂枝ぶくりょう丸のみというふうに処方を変えていくそうで、私は再発予防の段階なので、桂枝ぶくりょう丸のみとのこと)
 終わってから実は鍼灸師でという話をしたら、「鍼したの、血海だよ。私は国試の問題も作っているよ」とのこと。名刺を渡し、「勉強になりました」とお礼を言った。本当に診察も見れて、治療の仕方も見せて貰えて、自分の診察もしてもらえて、なんとラッキー、ついているなと思った。ネットで調べた段階では東洋医学のクラブはあるらしいという情報が解っただけで、何をしているかは全然解らなかったので、展示だけかもと思って、あまり期待せずに出かけたが、大変勉強になった。
 込んできたので、出て、アロママッサージの部屋に向かった。やっていたのは看護学生さん達で、先ず血圧を測ってから、壁に書いてある6種類ほどのアロマの効用を読んで自分に向いていそうな物を選んで、両手にアロマオイルでのマッサージをしてもらった。なかなかソフトで上手。
 その後、腹が減ったので食べ歩き。点心(餃子2焼売2)、豚汁のような戦国汁、おでん、からあげを食べ、次の学園祭に向かった。