遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

術伝

動きからカワや重さへ

前回は、動きの操体の新旧比較をしてみました。今回は、そこからカワや重さの操体までのバリエーションを紹介します。 タイプ6.自力と抵抗を逆に 受け手の方に膝を倒してもらい、伝え手が手首を捻って抵抗する形は、受け手の方の負担が大きい事に気が付き…

現場では、理論は迷いながら使え

「理論は迷いながら使え」(臨床の場では)というのを「鍼術覚書」や「治療は対話」、「操体は対話」に入れたほうがよいかなと考え始めました。 大学などで科学技術を応用する教育を受けたりする場合や、工場工房などの現場で科学技術を応用して物づくりをし…

奥義・極意

術伝の「鍼術覚書」に「奥義・極意」を載せた おおまかには、 「奥義は初伝に在り、極意は日常に在り」 詳しくは、http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%B1%FC%B5%C1%A1%A6%B6%CB%B0%D5

「鍼術覚書 修業」

術伝の「鍼術覚書」に「修業」を載せた おおまかには、 基本的に 修行は楽しむ。イヤイヤやるのでは、役にたたないだけでなく、害になる(体を壊す)。工夫しても楽しめなければ、別の道を選んだ方が良い。楽しめることを修行にする。 続きは、http://yajium…

「鍼術覚書 治療」

術伝の「鍼術覚書」に「治療」を載せた おおまかには、 基本的に 患者さんの心と体を緩める事が基本。リラックスできれば、自然治癒力は増す。違和感を感じさせないで患者さんの体に触れられる事が、最初の課題。違和感を感じれば、体は固くなり、ツボが消え…

「鍼術覚書 病」

術伝の「鍼術覚書」に「病」を載せた おおまかには、 基本的に 鍼での治療では、病はまず四つに分ける。 「太陽の病」(「後ろの病」) 「陽明の病」(「前の病」) 「少陽の病」(「横の病」) 「陰の病」 (「内の病」) 詳しくは、http://yajiuma.pupu.jp…

「鍼術覚書 経絡」

術伝の「鍼術覚書」に「経絡」を載せた おおまかには、 (1)経絡は、前・横・後 経絡は、歪んだ体にかかる負荷を分担するシズテムの一つ。一か所で負担すると壊れやすいので、関係のある所で分けて受けとめている。邪気を引きやすい道のりにもなる。 .0.体…

「鍼術覚え書き 手順と型」

鍼術覚え書きの中の「手順と型」を術伝に載せた おおまかには、 (1) 手順 「手足→胴体→手足」、「陽→陰→陽」が手順の二原則。組み合わせれば、 「手足(陽→陰→陽) → 胴体(陽→陰→陽) → 手足(陽→陰→陽)」 となる。慢性の病の時は、表位をはじめ体の表に邪…

「鍼術覚書 鍼と邪毒」

「鍼と邪毒」を術伝に載せた。「鍼術覚え書き」の1回目。基本的考え方を載せて置いたほうがよいかなと思い、「鍼術覚え書き」を先に載せる事にした。 おおまかには、 (1) 鍼は邪気を引く 鍼は邪気を引く道具。真気を呼べるし、邪熱を散らせるし、シコリを援…

「運動器系応急処置 頭刺」

(1)基本的に .1.足の甲の「遠く」として頭が使われる事がある 応急処置の原則・・・「遠くに強く引く」 患部が胴体の場合には、「遠く」=「手足の甲」 手足の甲と患部が近い場合には、患部の邪気を手足の甲に引きにくい そういう時には、別の「遠く」が…

「操体は対話 心は他人かもしれない」

今回は、ここまで書いてきた操体に関係する事を改めて考えてみて、どうして人は病気になるのかなと言うことを書いていきたいと思います。 さて、みなさんは、心と体、どちらが自分だと思っていますか?「我思う故に我なり」と言われるように、心が自分だと思…

「運動器系応急処置 指周りの痛みに糸状灸」

(1)基本的に 応急処置の原則・・・「遠くに強く引く」 患部が胴体の場合には、「遠く」=「手足の甲」 患部が指の場合には、患部の邪気を手足の甲に引けない 指周りや手の甲、足の裏は、鍼すると痛がられる事が多い そう言う時でも、糸状灸なら施術可能だ…

「操体は対話 小さな「出来た」を積み重ねる」

さて、前回は、達人の先生方の言葉に惑わされていると操体の実技の上達が遅れる事も多いから、出来たら先に体で操体を実感したほうが良いという話で終わりました。 少なくとも、先生から言葉を聞いた後の実習で、聞いた事を体で感じる事が出来て、その内容を…