遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

術伝

「母さんの鍼」さんの鍼灸初報(3)

臨床は、結果が出せると、それで良しとなってしまいがちです。 症例報告の良さは、報告を公開することで、指摘を受けて 気付かされ、診方が広がり、より良いものを探求していける ことです。これからも宜しくお願い致します。今回は「腰痛」の症例報告をした…

通し稽古全員無事達成

3.4と3.18に行った通し稽古は全員無事達成しました。 慢性期3人連続、応急5人通し、応急10人通しに挑戦された方々が 全員、受け手の方の6割以上に喜んでいただくというレベルは 軽くクリアしました。受け手役を引き受けて下さった方々 受け手役…

「母さんの鍼」さんの操体・初報1

「左頚部痛」について 操体・初報第一回 11月初旬 ・主訴は左頚部痛 ・60代の男性1.患者さんの症状 (1)元々、C6・C7間が狭く(レントゲンでご本人が確認済み)、 時々指先に違和感があったものの、狭いことによる痛みは、 得になっかった。 (2)伺っ…

「母さんの鍼」さんの初報(2)

術伝HPに「母さんの鍼」さんの初報(2)を載せる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「下腿痛」について ・主訴は左下腿痛 ・70代の男性 1.患者さんの症状 (1)約1週間前に、左足関節を内反捻挫。 (2)その後、左足の下腿裏が痛くなり、まっすぐ足を伸…

術伝流操体2腰痛に横向き寝からの操体

「あはきワールド」というメルマガに連載中の「術伝流操体」の「no.2腰痛に横向き寝からの操体」の校正をして編集部に送りました。今度の水曜日に出ます。写真も沢山載ります。モデルをして下さった方々ありがとう。見て見て下さい。よろしく。 >>

4月からの講座案内

4月からの「体で覚える鍼灸・操体講座」の受講生を募集中です。ここで紹介してきたテキストの内容をほぼやっていきます。今までもワイワイガヤガヤ楽しくやってきました。解りやすく身に付けやすい工夫も是まで以上にしていきます。 詳しくは、リンク集の術…

「母さんの鍼」さんの鍼灸・初報(1)

術伝MLに送っていただいた症例報告を術伝HPに載せた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「うつ熱」の解熱について ・20代後半の女性 ・体調を崩し、休職中1.患者さんの症状 9月初旬の朝、「熱が39.5℃あり、グッタリして動けない」との連絡を 受けた。 …

術伝HPの「本と道具」更新

「本と道具」に「ネットの健康用品店」を加えた。 http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%CB%DC%A4%C8%C6%BB%B6%F1 患者さんや学生さんなどに勧める時に買ってもらいやすいだけでなく、有資格者でも、温灸や消毒液などを少量買う時には便利だと思う…

鍼灸を独習5.片手刺し

術伝HPの「鍼灸を独習」に「5.片手刺し」を書き加えた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1.はじめに 今回は、片手刺しの練習です。これが出来ると自分で手のツボに刺せます。始めは、ティッシュや新聞紙、それから自分の足三里、手甲、手陽経を刺します。…

鍼灸を独習4.手の指にマグレイン

術伝HPに手の指の井穴にマグレインを貼る方法を載せた。 私は、カゼの初期に親指の井穴にマグレイン銀を貼ります。するとたいてい一晩でカゼが抜けていく事が多いです。カゼかなーくらいの極初期に貼ると特に効果的です。朝起きてみると真っ黒に錆びていま…

運動器系応急処置の手直し

近々「週刊あはきワールド」に「若葉マーク向けの症例」を載せて貰える事になったので、それに合わせて、術伝HPの運動器系応急処置をホームページらしく書き直している。時間があったらイラストも入れていこうと思っている。

昔の文献を読む時に気をつけたい事

として、以下の文章を術伝の「参考文献」に付け加えた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 古武術の研究をしている方の話では、古い武術書には、武術家本人が書いたものよりも、当時のインテリであるお坊さんに書いてもらったものが多いそうです。当時の武術家…

腰の動作鍼を更新

運動器系応急処置の腰の動作診のページをHPらしく書き換え。少しは読みやすくなったかな。 覗いてみてください>>http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%B9%F8%A4%CE%C6%B0%BA%EE%EF%AA イラストや写真も入れていきたいが、先ずは、だらだら文章…

参考文献を載せた

術伝HPに参考文献を載せた。お薦めの中のお薦めは、以下の3つかな。 『正体の歪みを正す』 橋本敬三著 創元社 『素問医学の世界』 藤木俊郎著 績文堂 『生命形態学序説』 三木成夫著 うぶすな書院 私の体の見方は、この3人の方の共通部分を中心にしてい…

「鍼灸を独習(3)足の爪の上で間接灸」

術伝HPに「鍼灸を独習(3)足の爪の上で間接灸」を載せた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 前回までは手でしたが、今回は足です。足の経絡は体全体に関係しているので、慢性的な体の歪みの改善には、足の経絡をよく使います。 手の指と同じ様に足の指を反…

術伝の仲間

術伝HPに「術伝の仲間」のリンクを作る。まだ少数だが、少しづつ呼びかけて、当面目標20人。いずれ200人。夢は大きく2000人。

鍼灸を独習(2)手甲にパイオネックス

術伝HPの「鍼灸を独習」に2回目を載せた。 :−−− 先回書いたように手の指周りを調べて、痛い場所を見付けます。特に、指と指の水掻きみたいな処が厚かったり、押して痛かったりする処を見付けてください。 見付けた処から手の甲の骨と骨の間に向かって、…

HP&MLのリンク

養生はじめ、医療系のHP&MLへのリンクを作った。まだまだ少ししか載せられていないが、これから少しずつ増やしていきたい。 http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%A3%C8%A3%D0%A1%F5%A3%CD%A3%CC

あはきワールドに紹介された

http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%BD%D1%C5%C1がに紹介していただけました。 とってもうれしいです。2000人に伝え残すという夢に少し近づけた感じがしました。

「鍼灸を独習」(1)

「鍼灸を独習」を始めます。自分で自分の体のつぼを探し、見付けたツボに鍼灸師ながら、鍼灸の基本的な技術を学んでいくコツを公開します。出来る方、解っている方には当たり前の話から始めます。 鍼灸を独習(1)指を反らしたり、指周りを押したり ここで…

和方養生技術伝承塾HPについて

養生技術について、内容別に分類した物はhttp://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%BD%D1%C5%C1を見て下さい。 http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapuki/index.php?%C1%E0%C2%CE%A4%E2%A4%AF%A4%E2%A4%AF 体の状態に合った操体の見つけ方、加減の仕方、身…

「痼りとカワの操体」

「操体もくもく」「痼りとカワの操体」 さて、今回は、痼りとカワの操体の関係について書いていきます。カワの操体を目標の痼りに行っている時には、指は痼りの真上から少しずれた所に在ります。それなのになんで効くのかなという事について、今までいろいろ…

「痼りとその周りの筋肉」

「操体もくもく」に「痼りとその周りの筋肉」 今回は、痼りから操体を予測するの2回目で、「動きの操体の切っ掛けとなる動きは痼りのある筋肉を緊張させる動きが基本」という内容です。操体を長くされている方なら既にご存じでしょうし、達人の先生方から「…

痼りに合わせた操体を予測

先回は、「タワメの間では目標の痼りは消える」という話でしたが、今回は「目標の痼りにふさわしいタワメの間を予測する」という話を書きます。先々回に「タワメの間の姿勢で力が働く処に体が治したがっている処がある」と書いた事と、先回の内容の組み合わ…

タワメの間と痼り

前回は「タワメの間で力が働く先に体が治したがっている処がある」という話を書きました。今回は「目標とする痼りはタワメの間でどのように変化するか」という事を書いていきます。 操体は動かして診る動診が中心ですが、触って痼りを見付ける触診で診ていく…

タワメの間の姿勢と操体の焦点

先回は、操体操法は、背骨に伝わる動きが近い物は似たような効果が出る、特に、手足で左右差がある動作制限に対しては、やりやすいほうを少し強調するとやりにくかったほうが改善するという事を書きました。今回は、その続きとして、操体の操法をして、ある…

背骨に伝わる動きが同じなら

前回は、きっかけが、手首足首などの末端の時と、体重移動など体の中心に近い部分の時の違いを、見た目の分かり易さ、操体の纏(まと)まり易さなどから、見ていきました。今回は、背骨に伝わる動きが同じなら似たような効果が上がられる可能性が高いという…

末端の動きと体重移動での違いは

先回は、一つの操体で、気持ちよさを深める工夫として、体重移動と末端の動きを組み合わせてみる事を取り上げてみました。今回は、その二つをきっかけににする2種類の操法の違いのほうを見ていきます。つまり、末端の動きをきっかけにする操体操法と体重移…

操体は末端と重さで決まる

前回までの3回で、実際の臨床の場で行われる操体の操法の時代による変遷とその理由ではないかと思われる事を書いてみました。今回は、タマメの間で気持ちよさを引き出すというか、操体が巧く決まったなという感じになるために、私が一人操体の時に自分で試…

新旧操体の向き不向き

さて、前の2回で「ギュッ・パッ・ストン」からカワの操体まで、タワメの間が同じ形になる操体のバリエーションを紹介してみました。それらは、ほぼ同じ効果があるのですが、違いがあります。今回は違いのほうに目を向けて比較してみたいと思います。 さて、…