『杉山真伝流臨床指南』
- 作者: 大浦慈観
- 出版社/メーカー: 六然社
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
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細かなことは、また、書くとして、大雑把にいえば、私が患者さんの体から学び、いま術伝流として私が伝えていることとの共通点が多く、自分が伝えてきたことが和方鍼灸の流れの中にあることを再確認できて良かった。ただし、私が知らない手法も沢山載っていたので、これから仲間や患者さんに試させてもらい、効果が確認できたものは、順番に、初心者の方にも伝わりやすい伝承システムを作って、伝え残していきたいと思う。
共通点の代表例。真伝流皆伝の「鍼法撮要」に
「邪気は鍼先に至りくるのが速く、鍼下にビリビリ緊張した感じがする」
「穀気は鍼先に至りくるのがゆっくりで、鍼下が温まり柔和になる感じがする」
(穀気を真気とすれば、同じように伝えていた)