遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

『まるごと健康』

まるごと“健康”

まるごと“健康”

 内容は、今までの本と養生技術という面ではあまり変わらないが、私も10年以上師事した楊名時先生の晩年のご様子が書かれていて良かった。
 また、「気功」という言葉が、劉貴珍氏により『気功療法実践』という本で1950年代に「導引吐納をひとまとめにして気功と呼んだらどうか、正気を養うことを目的とする自己鍛錬法を気功と呼ぶことにしよう」と提案されたことに始まることが書かれていた。前に、楊先生や師範代の先生方から聞いていたことががはっきり確認できて良かった。ちなみに「吐納」というのは呼吸法のこと。