『東洋医学見聞録 中巻』
- 作者: 西田皓一
- 出版社/メーカー: 医道の日本社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
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1.術伝流での対角刺とほぼ同じことを陰陽交叉取穴法として運動鍼している
(上腕挙上障害も条口、承山、陰陵泉などを利用することもしていた)
2.三叉神経痛などの治療でまず遠位それから近位という順番、しかも近位は神経走行を考慮して取穴している
3.顎関節症と「歯を食いしばって頑張る」ことの関係を書いているし、取穴を遠位→近位の順でしている
4.精神症状に後頭骨下縁を使っている
5.上腕挙上障害に棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋を使っているし、挙上で痛みがあるときに、その姿勢で阿是穴や圧痛点に刺鍼している。
6.鞭打ち症にC5〜C8のカダ経を長鍼で刺鍼している。
また、
八味丸(補益腎気)のために腎愈、太谿、関元を補す手技として、「刺入して鍼感を感じた後、連続的に捻鍼を細かく3〜5分間おこない抜鍼する」というのは参考になった(これも似ている)。右手は時計回転、左手は逆回転とあるが、これはどうなのか試してみたい。