赤ちゃんに筆で小児鍼
鍼灸講座に4ヶ月の赤ちゃんを連れたお母さんが見学に来てくださったので、筆を使った小児鍼のモデルになっていただいた。元気でよく動く赤ちゃんで、非常に良いモデルでした。脇腹から命門、身柱を含む肩甲間部をしてから、仕上げは手陽明の合谷付近を指のほうへなで下ろすことを基本に、くすぐったがる手足の指のまたや足裏などを足したりする。
症状別では、
1.カゼなど呼吸器系には、腕と胸の境の中府あたり
2.消化器系には、おなかを大腸の向きに丸くなでたり、上腹部の大腸の曲がり角あたりをくすぐるように小さく円を描いたり
筆は、使い古しの書道の筆の柄を短くしたもの。1ヶ月未満の新生児なら、カメラレンズ用のブロアブラシがもう少し低刺激で向いているように思う。