『体の「冷え」をとって・・・』
「体の冷え」をとって病気を治す! 効果バツグン!「湯たんぽ」と「爪もみ」でみるみる丈夫になる
- 作者: 班目健夫
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 単行本
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注射針による刺絡と漢方薬処方以外は、鍼灸指圧師にも出来る内容だなと思いました。
一番嬉しかったのは、p89に「これまでは、薬指はリンパ球が減るとされていましたが、最新のデータでは薬指を刺激した方がリンパ球が増加することが明らかになりました」と書かれていたこと。経験上、刺絡のような強刺激では薬指刺激で交感神経優位になるかもしれないが、指揉み程度ではそうはならないから、薬指揉みや指反らしは養生に役立つので、行うべきと言い続けて来て良かったなと思いました。私が、言い続けてきた根拠は、薬指の揉みや反らしで症状が改善するだけでなく、適切ならば、それをしている最中にお腹の息が深くなる事を確認しているからでした。お腹の息が深くなっているということは副交感神経優位と考えて良いと思います。
気になっているのは、野口整体などでは足湯で足首から下を暖めると全身暖まると言われているのですが、著者は、大腿、お尻、上腕を暖める事を勧めている点。慢性症状が進むとツボは大腿や上腕に出やすくなるので、一理あるかなとも思うので、これから自分で試してみようかなと思いました。