遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

応用7.子供にコロコロ

 1月1回目の講座で練習するので、「鍼は引き鍼」の「応用編7.子供にコロコロ」の文章を術伝MLも送った。
大まかには以下の通りだが、HP用に整理できたら術伝HPにも載せる予定
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[1] 基本的に
 東洋医学の世界では、生物的な大人、つまり、第2次性徴の出現前までを子供と見なします。本格的な刺鍼は控え、ローラー鍼を始めとする小児鍼や灸、皮内鍼や円皮鍼などを用いて施術します。
 正中腺で縦方向を整え、脇腹で横方向を整え、末端の手足の指で経絡を整えるのが基本です。また、気が上がりやすいので、陽明を使って気を下げます。特に、歩けない段階、座位が充分に決まらない段階では、胴体部を中心に施術します。手足の経絡と胴体部の関係は、立ち歩くのが日常的になってから生じる重力負荷の分担に由来しているからです。
 子供、特に、赤ん坊は野生動物です。・・・
・・・
 歪みや痼りが大人並の子が増えています。そういう子の治療は本格的な刺鍼が必要な場合もありますが、・・・