遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

ドライアイ?


 このごろパソコンのやり過ぎでドライアイみたいという方。
 目のツボは、正中線に平行で目を通る線の線上で、頭(頭蓋骨)の中で

1.目の真後ろ
2.頭頂部付近
の2カ所に多い。
 頭をしらべたら、ともに、右側にズブズブの頭のツボらしいツボが出ていたので、施灸(陽に引く)。
 そのあと、やはり目の病でツボが出やすい手の親指人差し指を調べたら、右人差し指の骨空が痛いというので、そこに施灸して仕上げた(手足に引く)。(経絡的に出やすいのは、手陽明、足厥陰)
 軽くなったとのこと。
 実は、操体の時間に言われて灸のほうが効くだろうということでしてみたのだが、この治療前に操体をしていて、足ゆらしで右股関節の動きが悪く、右大腿膝よりが過緊張していて、本人も右の股関節から大腿股関節よりに違和感を感じていた。施灸後操体に戻ったら、右股関節の動きが改善していた。
 頭のてっぺんは経絡的には足厥陰の支配領域だと聞くので、頭のてっぺん右側に施灸した効果が右股関節に影響した可能性があるかも。ということは、逆に操体で右股関節から大腿内側を調整したら、ドライアイにも効果が出たかもしれないなと思った。