遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

『朝飯を抜いたらこうなった』甲田光雄 春秋社

 長い間ステロイド剤を使っていたら中断しないで結果を出しながら半年かけて徐々に減薬したり、体重が減りすぎたり、別の症状で困ったりしたら、量を増やしたり、タンパク質などをとるようにしたり、きめ細かく一人一人に対応している感じを受けた。
 動静脈吻合枝(グローミュー)というのは、鍼灸などで末梢循環が良くなることにも関係している可能性があるかもしれないなと思った。
 脱毛症の患者さんは頭がブヨブヨに浮腫んでいる人が非常に多く、・・・治ってくるときには、ブヨブヨだった頭皮が堅く引きしまってくる」ということで、私は、頭のツボは表面がブヨブヨしているところを取っているので、共通するものを感じた。
 「宿便というのは、胃腸の処理能力を超えて負担を掛け続けた場合に、腸管内に渋滞する排泄内容物である。(通常は三週間も経てば、すっかり分解されて姿を消すが、次から次へ新しく渋滞している)」ということも納得できる説明だなと思った。