遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

応用8.婦人科:生理痛から安産・産後まで

 1月2回目の講座で練習するので、「鍼は引き鍼」の「応用8.婦人科:生理痛(月経困難症)から安産・産後まで」の文章部分を術伝MLも送った。
大まかには以下の通りだが、HP用に整理できたら術伝HPにも載せる予定
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[1] 基本的に
 女性に特有の様々な症状や体の状態について取り上げます。妊娠出産、及び子宮などの生殖器に関係するものです。これらの女性特有の病の東洋医学(物療)的な要因は、悪血と骨盤です。どちらも下焦の問題で、骨盤は可動域制限が原因になります。また、下焦の虚や冷えも関係します。
 また、下焦から発生する邪気の上衝による症状も良く見られます。つわり、乳腺炎、更年期のホットフラッシュなどです。
 改善の手段は、悪血の排出と骨盤の可動域の改善の二つが慢性期のポイントです。骨盤の可動域の改善には、骨盤に繋がる筋肉をよく調べてみる必要が有ります。中でも腰部脊柱起立筋の外よりのスジバリへの刺鍼は、江戸時代に「子安の鍼」と呼ばれていました。