遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

病理医7N4WCU先生のチェルノの病気や症状のツイート&関連リツイートまとめ8.23〜8.24

7N4WCU ナロブリャの医師「一番の問題は比較すべき統計がないこと。事故以前はほとんどまれにしか調べていなかったのです。甲状腺のことも事故前は誰も注意を払っていませんでした。事故前のデータがないから増えているのか減っているのかさえわからず、確信を持って事故がその原因だと言うことができない。」
 ナロブリャの病院で私(広河氏)は思いがけない経験をした。待合室にいると、診察室から出てきた年配の女が「医者の言うことなんか信用するんじゃないよ! みんな死んでいってるんだからね」と叫んで通り過ぎていったのである。
 私(広河氏)が見聞きしたことから判断して、彼女はきっと、体が痛むのは気のせいだとでも言われ、かっとなったのだろうと私は想像している。
 モギリョフ地方の汚染地帯ノーフォスロフィダ村の住人「私の娘はいつも鼻血を出しているのよ。この村には頭痛や鼻血で苦しんでいる子がいっぱいいる。それでも医者は何も言わないわ。きっと秘密にしておきたいんでしょうよ。」
 (広河隆一著「チェルノブイリ報告」より) 村を離れた。やがてスラブゴロドの町に出た。病院の前には救急車が止まり、放射線検知器を持った運転手が降りてきた。病院の前には私(広河氏)が子供の頃遊んだオオバコが生えていた。しかし、その一つは巨大な大きさに成長しているのだった。
 スラブゴト中央病院ヴィクトル・トロシーロフ主任医師「以前はできませんでしたが、今は妊婦のスクリーニングをして必要とあらば中絶することも認められました。先天性異常による乳幼児死亡率は、呼吸器疾患の次に高いのです。」
 白ロシア・チェチェルスク地区病院の小児科医アレフティーナ・クラフチェンカ「1990年に大人の腫瘍は2倍に増えました。甲状腺ガン、喉頭ガン、舌ガン、子宮ガンなど、89年と90年には、農業に従事する人たちの間にガンが急増しました。一番影響を受けやすい器官は呼吸器です。」
 二人の女医は、放射能と絶対に関係があると思うと前置きして、この地区で出産の時に出血が止まらずに母親が死亡するケースが増えていると言った。放射能はこの地区の白血病を2倍に増やしただけでなく、血液に関するありとあらゆる病気を引き起こしているように見えた。(チェチェルスク地区病院)
 チェチェルスク地区病院医師「ここに来た科学者たちは、心配することはない、雪が一度降って、それが融けて流れれば、すべて元通りになる、と言いました。私たちは雪を待ちました。しかし、それが融けても何の変化もありませんでした。」
 ウクライナ民族主義チェルノブイリの救援問題を複雑にしている。それはプリピャチから避難した人々に大きな問題を投げかけている。なぜならプリピャチの人々は原発関係者がほとんどで、民族的にもロシア人を中心に多民族社会だからだ。救援物資はウクライナ人だけの学校に回される。
 1989年、90年、91年の取材ではっきりと変化を感じたことが一つある。あれほど多くの医者や政府関係者が言っていた「放射能恐怖症」という言葉が次第に聞かれなくなったことである。
 放射能恐怖症というのは、すべての病気を放射能のせいにしたり、放射能が恐ろしいあまり、気のせいで病気になってしまうことを言う。政府側や医者達は、住民の病気の報告を根も葉もないものだと打ち消すときに、ひんぱんにこの言葉を用いた。
 しかしその後、当局側も事態の恐ろしい広がりを少しずつ認めざるを得なくなってきた。人々が息を潜めて、なすすべなく、ことのなりゆきを見ているという状態の中で、少しずつこの言葉(放射能恐怖症)が意味を失っているのかもしれない。
 臨床症状を「気のせいだ」とはひどい話だが、最初から「デマ」と決め付ける一部の学者たちもひど過ぎる。教授だとか学者だとか、いまだ肩書きに弱い人々がその言葉に騙され、事態の正確な把握を遅らせてしまう。
 90年7月ウクライナ政府チェルノブイリ担当副大臣「医者の仕事は治療することであって人々が無知だとあざ笑うことではない。私たち医療政策に従事する者は、キエフ及びその一帯の病気の増加数と、全国の増加数との関連を調べ、原発事故がその増加にどのようにかかわったか把握しなければならない。」
 「もう放射能恐怖症神話はなくなったか?」という問いに90年7月ウクライナ政府チェルノブイリ担当副大臣「もちろん。放射能の人体への影響に対する危惧は現実のものになった。いま直ちに目に見える影響はなくても、汚染地域に住む住民たちの将来の危険性について絶えず注意を払う必要がある。」
 (広河隆一氏) しかし事故による放射能被害を軽視する人に特徴的なことは、実際に放射能があらゆる病気の原因になりうることを無視し、病気を放射能恐怖症のせいにしてしまうことだ。
 キエフ母子センター主任医師アナトリー・ネロノフ「私たちは放射能による障害を『第二のエイズ』と呼んでいます。それは人間の免疫機能を低下させるからです。もう詳しい話は無用でしょう。日本の方々も原爆によって同じ症状で苦しんだのですから。」
 (広河隆一氏) 実際のところ、ある病気の原因が放射能かどうかは判断が非常に困難だ。特に放射能は免疫機能を直撃するため、多岐にわたる病気が発生する可能性がある。その原因が放射能かどうかは医師や科学者の判断に任せられている。事故の影響を無視する人間は、このことを無視しがちに思える。
 (広河隆一氏) つまり、放射能恐怖症に陥ったため、すべての病気を放射能のせいにしているのだと、原発推進側の医師や科学者たちから批判が起こるが、しかし実際には、放射能はすべての病気の原因になるのである。
 (広河隆一氏) それにしても、チェルノブイリ事故の取材をしたジャーナリストは、あらゆるところで、病気や死亡率など、統計の不在に悩まされる。被害者の救援をするチェルノブイリ同盟などの組織でさえ、詳しい被害者リストを把握していない。 via Janetter2
 (統計のないことに関し)むしろこれはソ連の恐ろしいほどの体制の遅れや秘密主義の結果であるだけでなく、免疫機能破壊のため、どこまでが放射能のせいで生じた病気か、特定できないことも一因である。
しかし私(広河氏)は、原爆投下直後の広島や、終戦直後の被災地を訪れて、病気と死者の統計を要求するようなものかもしれないと考えることにした。多くの人々が、疎開し、焼きだされ、混乱が続いていると考えるべきなのだ。そしてそういう場所にこそ、本当の救援が必要なのだ。
 チェルノブイリ原発の元技師サーシャ「症状は医者によってカルテに記入されることになっていますが、私のカルテは医療施設に頼んでも見ることができません。自分の体にどれだけ放射能が含まれているか聞きに行っても、絶対本当のことは教えてくれないのです。」
 アンドレイ・タルムーザは900レムの大量の放射能を浴びたが、米国人医師R.P.ゲイルによって骨髄移植手術を受け、助かったという。「アンドレイは油圧系のパイプを閉鎖しました。もし油に火がついていたら、今ごろウクライナは消滅していたでしょう。」
 91年2月チェルノブイリ同盟ウクライナ支部ソ連全体で500万人が影響を受けました。80万人が除染作業に関係し、うち8000人が死亡しました。75000人が身体障害者になりました。この500万人については正確なデータをもっていません。国はデータを持っていても公表しないからです。」
 91年2月チェルノブイリ同盟ウクライナ支部原発職員1500人が除染作業に参加しましたが115人が死亡し400人以上が障害を持つようになりました。86年には18人が放射能によって死亡、2人が自殺しました。87年では25人以上、90年では40人以上が死にました。」
 91年2月チェルノブイリ同盟ウクライナ支部原発職員で除染作業に携わった人々の主な死因は心臓病で、腫瘍も増えています。ほとんどの人が35〜45歳の間に死亡しています。」
 低レベル放射線と遺伝の関連を研究する科学者エレーナ・ゴスギヴァは、普通は進化は長い時間がかかるがチェルノブイリでは進化の速度が速められたと言う。「過去5年間における進化はとても速いもので、染色体の進化のメカニズムを見て、人間の突然変異誘発力と発ガン性について議論を重ねています。」
 (広河隆一氏) チェルノブイリの低レベルの汚染地でも、畑の作物を食べるのは大変危険だということになる。人間の放射能許容量についての説を立てる際に、これは参考になるはずだと研究者は確信している。個体によって反応が変わる。変化の境界点がどこか、それを見つける作業に彼らは入っている。
 放射能や化学物質が直接生体の遺伝組織に入り込むと一番影響が大きい。相互作用の影響。低レベルの汚染で変異した染色体に反応の相互作用のきっかけを与えないために、危険物質を避けなければならない。汚染食物、アルコール、日光での日焼け、化学工場で働くこと、公害の多い街中、全て避けるべき。
 チェルノブイリ事故後ウクライナ共和国のロマネンコ保険大臣は、テレビで放射能の危険はないと断言している。しかしその裏で保険省第三局は、汚染について秘密にするようにという指令を出していたのである。
 チェルノブイリ同盟ショカシェド氏「原子力エネルギー省も独自の調査を行っています。彼らはチェルノブイリ事故は深刻なものではなく、影響は残らないだろうなどと述べています。安全であろうと危険であろうと、彼らには原発を増やすことしか頭にないのです。」
 放射能パニックを意図的に引き起こして利益を得ようとしてきた集団・・・なんていないと思う。
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 costarica0012 ドイツ放射線防護委員会の警告に従えば、リスクを低減する選択肢しか日本にはない。水、食品で西日本の土壌を守って、こちらに生産活動拠点を移す政策が必要不可欠RT @7N4WCU: 汚染されていない食べ物が何一つないなら、どこかで線を引いて、食べるものと食べないものとを分けなければ
 Portirland 徳島のきのこが気になります。@7N4WCU 1990年7月20日付のロシア国内の新聞では、キノコは調査した48個のうち29個が許容量を超える汚染を示した、とある。魚も以前よりはましになったが、まだ検査の必要があり、森のキノコやキイチゴ類も検査の必要がある、と書かれている。
 itoshunya 近未来の日本のようですね。@7N4WCU: 「最近まではジュースのラベルを見て生産地で選んでいました。ところが今ではラベルでは産地がわからなくなり、一種類しかこなくなりました。汚染された食料は沢山持ち込まれ、加工処理され『きれいな』食品として売られているのです。」
 Portirland 仰る通りです。教授や学者の安全デマがひどかったことを、認識すべきです@7N4WCU 臨床症状を「気のせいだ」とはひどい話だが、最初から「デマ」と決め付ける一部の学者たちもひど過ぎる。教授だとか学者だとか、いまだ肩書きに弱い人々がその言葉に騙され、事態の正確な把握を遅らせてしまう。
 kiyoman5 日本はチェルノブイリの比じゃなく補償金が必要になるから認めるまでに20年くらいかな…マジで RT @7N4WCU: チェルノブイリ原発事故後、ソ連の政府機関が汚染の実情を認めるまでには4年という年月がかかった。それも民間の人々の困難な告発や運動があった後である。
 kuchinashi321 原発による被害を認めた頃には当事者たちや組織は無くなっているという“故意の責任者不在”を作ろうとしている様に見えます。だから当事者達はどんなに苦しい言い訳でもする。認めなければ「問題は無いと認識していた」と言えるから@7N4WCU: ソ連が認めるまでには4年という年月がかかった。
 naka8952 これ、放置すれば加速度的に進行。悪寒。RT @marieYK フードローンダリング? @itoshunya:近未来の日本のようです @7N4WCU:最近まではジュースのラベルを見て生産地で選んでいました。ところが今ではラベルでは産地がわからなくなり一種類しかこなくなり .
 kaokou11科学者の中には科学的に証明されていないものは全てトンデモとして一蹴する人がいる。http://bit.ly/ocUaDhトンデモ信奉も科学信奉も行き過ぎれば同じ。多くの子どもの鼻血もストレスとか子のストレスは親の様子からとか言うのだろうがもっと過酷なストレスでも鼻血など出さない。
 kaokou11もし本当に放射能と鼻血やリンパの腫れや生理不順などの体調不良に全く因果関係がないと主張するなら、因果関係がないという研究でもして証明すれば良い。科学や技術が絶対で間違いのないものなら、なぜ今回のような事故が起こる?なぜ証明されたはずの説がひっくり返ることがある?科学は絶対ではない
 rararateo川根「鼻血などの症状が出ても、小児科は放射線の知識がない医師も多く対応できないだろう。子どもに鼻血、下痢などの症状が出たときは、ダメージを受けた細胞が修復しようとしているのだから、しっかり休ませること。保養などもいい」
 untitled_skz児玉教授の研究は放射能要因説を根拠付けられる可能性が。 RT @7N4WCU: (広河隆一氏) 実際のところ、ある病気の原因が放射能かどうかは判断が非常に困難だ。特に放射能は免疫機能を直撃するため、多岐にわたる病気が発生する可能性がある。その原因が放射能かどうかは医師や科学者の…
 yokohamaasahi@7N4WCU 日本も今、全く同じ状況になっているのでしょう。外食産業はどうやって安全な食材であることを消費者に理解してもらうのだろうか。まさか目の前で計測する訳にもいかないから、「信用」だけが頼り。だがその信用が揺らいでいる。
 wand_br7来る新米の季節に向け福島県内で他県産の米袋収集の話も聞きます"@7N4WCU: 「食物は検査されていないのです。食物が店に来ても全部を検査するわけでないのを知っています。ある食品が汚染地域から来たものではないと保証できる人は誰もいない。」(プリピャチから避難したキエフ郊外住人)"
 roarmihoko医療に従事する専門家として、これからの改善策のために症例の比率から結果を導くことは方法としては間違っていないだろうが、それを念頭において研究することと、口にすることの間には大きな隔たりがある。
 genjitsujp: @7N4WCU 児玉龍彦氏「対策の求められているその瞬間には『エビデンスはない』ということがしばしば起こる.エビデンスを確立するには長い時間が必要なため,短期においてはある地域に従来みられない特殊な患者が現れた時に即時に対応することが重要」