遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

「鍼は邪気を引く道具」を術伝HPに

7月1日の通し稽古の時に出版社の方から『鍼は引き鍼』の原稿をできた順に送るように言われ、「体は自然」から最終チェックをしている。ついでに「鍼の自然則」のチェックもしてみた。それで、その1の「鍼は邪気を引く道具」を術伝HPにのせてみた。
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1. 鍼は邪気を引く 
 「鍼の自然則」のうち、まず理解する必要があるのは「鍼は邪気を引く道具」ということでだと思います。鍼は、真気をよべるし、邪熱をちらせるし、シコリをゆるめることもできますが、鍼の基本は引鍼にあります。つまり、鍼をしているところに邪気が集まってきたり、邪気を集めたりできるということです。とくに、術伝流のような一本鍼、つまり一度に一本の鍼を使い、その鍼を順番に刺していく方法では、「鍼は邪気を引く道具」という視点が大切です。このごろは、たとえば線維筋痛症の方のように邪気がたくさん体にたまっている方が多いので、置鍼中心の場合でも、このことを理解して鍼を刺していく順番と抜いてくる順番を考えたほうがよいと思います。手順をよく考えて刺鍼抜鍼すれば、患者さんにつらい思いをさせる可能性をへらせると思います。

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