遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

EPA・FTAと准介護士

 厚労省は、フィリピンとのEPA・FTAにからんで准介護士資格の導入を決め、いまの国会で審議中とのこと。介護士さん方にとっては、協定締結時よりも不利になりつつあるようだ。今後、スリランカ、インド、マレーシア、インドネシアなどリゾートのマッサージで有名な各国や、中医の中国、チャングムの韓国とのEPA・FTAを控え、動向に注目していきたい。


 20年前に比べて日本人がシェフのインド料理店は減り、インド人がシェフのインド料理店が増えていることと考え合わせると、今後は、アジア各国の文化や技術に関する事は、アジア各国の方々が日本に来て行う事になる事が多くなりそうな気がする。運動療法鍼灸、手技療法などにもアジア各国由来のものがあり、EPA・FTAしだいで、アジア各国の方が日本に来て行う事も増えそうな気がする。
ただし、カレーやラーメン、楊名時先生の処のように日本化し定着した物は残っていくでしょう。

 日本人も日本の文化や技術をアジアや欧米に紹介し広めていく時代なのかもしれない。漫画、アニメ、TVゲーム以外にも世界で評価を受けるものが増えている。鍼灸や手技運動療法の中では指圧が一番世界に出ていっているのかな。パソコン・携帯で敏感な方が増えているので、ソフトな日本流の鍼灸手技運動療法を好む方も増えていくと思うし。