お手玉の宿題
次男が中学の家庭科の宿題でお手玉を作るのを手伝いま
した。
脳性麻痺で四肢麻痺の巧緻性障害で、小学校入学前には
塗り絵をさせても境界線から2,3cmはみ出すほどで
した。字もなかなかかけるようにはなりませんでした。
小学校の卒業アルバムの文集で、5,6mmの原稿用紙
にサインペンで清書するのが出来なくて、1cm四方の
原稿用紙に鉛筆で書いて縮小しました。今は、ゆっくり
ならその大きさの字も何とか書けます。画数の多い字は
線が重なってしまいますが。
点と点を結ぶ直線を定規で引くのさえ、このあいだよう
やく2回に1回くらいは出来るようになりました。今、
中3。
縫い物も去年までは出来ませんでしたが、今回はなんと
か直線は縫えました。マチ針が恐いというので、糸で2
箇所を軽くマチ針の間隔で縫い、結ばない方法を教えま
した。
最初の玉結びは出来るのですが、最後の玉結びを縫い目
の終わりに合わせるのが出来ません。
お手玉の口をすぼめるまでは出来たのですが、それを内
に入れ込むのに苦労していました。口の上に柿のへたを
のせようとしてフェルトを切りだしましたがハサミも直
線的にしか使えないので、なんどもハサミを入れ直しま
した。
やっと4つを4日ほどかかって作り終えました。毎日2
時間はしてたかな。
しかし、ま、中学に入った頃は、こんな事ができるよう
になるとは思いませんでした。毎年毎年少しずつ出来る
範囲が広がっています。偉い奴だなと思います。