遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

『体内静電気を抜けば病気は怖くない!』

体内静電気を抜けば病気は怖くない!

体内静電気を抜けば病気は怖くない!

 FBの免疫力のグループで紹介されたので、読んでみたら面白かったです。「江戸時代の鍼灸文献に出てくる邪気は、体内雑電気ではないか」と思っていたこともあって。

 以下面白かった所の抜書。

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1.摩擦が起きると、静電気が発生する。体内では主に赤血球と血管や赤血球同士の摩擦により生じる。

 煙草の煙が広がっていくのも静電気の影響。雷は静電気の大親分。湿度100%でも静電気は発生。水分60~70%の人体で発生してもおかしくない。

 アトピーや紫外線アレルギー、うつ病アルツハイマー、薄毛で悩んでいる人に静電気除去を指導したら改善。

 静電気除去:
(1)土の上や波打ち際を裸足で歩く
(2)野菜をたくさん食べる(+焼海草の酢漬け)
(3)界面活性剤入りの洗剤を避ける(シャンプー、衣服用)
 
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2.赤血球がマイナスだけでなくプラスにも帯電すると、くっつく。血管を一本に繋ぐと、血液は時速600万kmで流れる。細かく分岐しているので遅くなるが、それでも静電気は大量に発生。

 ストレスが続くと、体内静電気の量が多くなる。交感神経優位→血圧上昇→血管内の摩擦が増える→静電気が増える

 静電気は体内の絶縁体(脂肪分)に貯まる。体内の水分は純粋でないので、電気を通す。細胞膜も脂質二重層で、静電気が溜まりやすい。

 浮腫の原因も静電気。水分子は、一直線につながっていないので、酸素側はマイナス、水素側はプラス。血管壁内の脂肪に体内静電気が溜まった時に、プラスが多ければプラスに帯電し、それが水分子のマイナス側を引く(マイナスが多ければ逆)。静電気を抜けば、固まっていた水分子がバラバラになり流れ浮腫は消える。エコノミー症候群(静電気が溜まる→浮腫→血流が悪くなる)も、水分を多く取って尿意ならトイレ、足を動かす。

 動脈硬化も静電気。静電気が溜まる→Caを引っ張る→コレステロールが血管壁に侵入。

 冠状動脈の痙攣も静電気の可能性、マグネシウム(=ニガリ)で予防。

 体内静電気には、フグ毒やサソリ毒と似た作用。フグ毒のテトロドトキシンは、細胞膜のNaイオンチャネルを遮断。サソリ毒のカリブドトキシンは、Naイオンチャンネルを解放(しっぱなし)。体内静電気により、細胞膜が+に帯電するとNaイオンが細胞に近付けなく成り、−に帯電するとNaイオンが細胞に入り過ぎに。
 
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3.体内落雷が神経細胞を破壊
 雷は、静電気の放電現象。体内落雷の被害を受けやすいのは、脳内の神経細胞。血流量が多いから(全血流の20~30%)、静電気が発生しやすい。

 避雷針と同じように尖っている神経細胞の突起への落雷で、情報伝達に障害。次に多いのは、絶縁されていないランビエの絞輪。この現象は、パソコン内の半導体の故障を引き起こす静電破壊と同じ。うつ病アルツハイマーの原因では。

 静電気で、オゾンなど活性酸素も作られる。(活性酸素は、紫外線・放射線、薬物・添加物、激しい運動、感情変化・ストレスも原因だが)
 妊娠中や手術後の細胞増殖には、活性酸素が欠かせないが、活性酸素はガンの原因でもある。
 体内静電気で酸化還元反応が起こり、細胞が老化する。体内落雷が遺伝子を直撃すれば、ガン化も。

 アトピーは、立毛筋の緊張が原因。立毛筋には拮抗筋が無い。ストレス→立毛筋の緊張→血管などの圧迫→血液体液の循環障害で栄養不足→かゆみ→掻く→掻き過ぎで、汗腺皮脂腺の機能低下→汗のアルカリ性化→皮膚の脂肪酸アルカリ性金属の反応で石鹸化→乾燥肌、肌荒れ→アトピー性皮膚炎
 先ずはストレスを無くし、次に肌を適切にケア、3つ目に静電気を抜く。抱っこ療法、1日に10分抱っこ。垢を落としすぎると、アトピーは悪化。拮抗筋が無いので、一度収縮した立毛筋はじわじわ自力で伸びるしか無い。体内静電気が多く、立毛筋が−帯電、筋小胞体が+に帯電すると、立毛筋が伸びることができにくくなる。

 静電気によってトリガーポイントができる、静電気を抜くと凝りが取れる。按摩指圧などで外圧を加えたり、鍼は、静電気を抜くことに関係。

 メタボに成ると静電気が溜まり、糖尿病の原因に。
 
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4.体内静電気の抜き方
 睡眠時間が長すぎると、体内に静電気が溜まる。布団の上は絶縁体で、寝ている間は、静電気は抜けないから。
 塩と水、土を触る、卵酒、北枕。北枕で寝ると、磁力線の関係で、最も電気が発生しにくい。
 裸足で土の上や波打ち際を歩く。アースは、毎日続ける。
 長息は長生きにつながる。口呼吸は免疫のバランスを崩し、病気の原因に成る。

 筋肉を弛めると、たいていの不快な症状は取れていく。筋肉の緊張→血管が縮む→静電気が増える→筋肉が縮んだままに成る→血管が縮む→静電気が増える…の悪循環。

 偏食(サプリの長期服用も)しないで、日本の伝統的な食事でミネラルをたっぷり取る。適度にミネラルを取ると、イオン化したミネラルで静電気が中和される。玄米、野菜、海草、魚介類、味噌、漬物などはミネラルが豊富。
 海草を焼いた灰を酢に付け、それをおちょこ1杯飲む(胃酸的)。重曹を水に溶かし、海藻や野菜をミネラルを煮出す(腸アルカリ的)。 
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(追記の感想:家のコンセントについているアースに触っても、体表の静電気は抜けそうですね。)
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この本は、現在は一般市販されてないようです。著書のサイトで内容が紹介されています。
「著書『体内静電気を抜けば病気は怖くない』の紹介」
http://www.dr-hori.com/media/tainai/intro.php
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