遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

『大往生したけりゃ医療とかかわるな』

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

 いろいろ参考になりました。情報を集め、考えて、似たようなものを作る必要を感じました。

著者の「事前指示」その1

ーーーp201〜202
「医療死」よりも、「自然死」が好みのため、意識不明や正常な判断力が失われた場合、先を希望する(ぼけた時は、ぼけきる直前に「断食死」を敢行するつもりだが、タイミングをはずす場合も考慮して)。
1,できる限り救急車を呼ばないこと
1,脳の実質に損傷有りと予想される場合は、開頭手術は辞退すること
1,原因のいかんを問わず一度心臓が停止すれば蘇生術は施さないこと
1,人工透析はしないこと
1,経口摂取が不能になれば寿命が尽きたと考え、経管栄養、中心静脈栄養、末梢静脈輸液は行わないこと
1,不幸にも人工呼吸器が装着された場合、改善の見込みがなければその時点で取り外して差し支えないこと

中村流「断食往生」の具体的工程
 1,五穀絶ち 7日間
 2,十穀絶ち 7日間
 3,木食 7日間(木食は木の実だけを食べること)
 4,水断ち 7日間
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著者の「事前指示」その2

ーーーp206
1,使い古しの臓器は提供しない
1,葬儀式は簡素に家族だけで、遠方のものには連絡せずとも良し、葬儀会館使用も可
1,読経、死後戒名は不要
1,告別式不要、供花、香典は辞退すること
1,死体処理は完全に灰にするか、凍結乾燥粉砕で肥料にせよ(もし、偲ぶよすがが欲しければ、髪の毛か下の毛を刈り取るべし)
1,年忌法要、墓石詣は不要(ただし、死体処理が希望通りにならず、骨が残れば、死後戒名、年忌法要行うも苦しからず、墓石詣りも勝手たるべし)
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 私は、死体処理は、火葬場に骨を置いてくる「0葬」が良いかなとも思っています。

著者の「贈る言葉

ーーーp208
1,起きて半畳 寝て一畳 天下取っても二合半
1,天命に任せて人事を尽くせ
1,縁を大切に
1,渋柿の 渋がそのまま 甘さかな
1,人生は「苦」(ドゥフカ、思い通りにならないもの)であると明らめよ
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