『お釈迦さまの脳科学』
お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 新書
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- ナーガルジュナ(龍樹)は、「有」と「無」をふくむ、さらに上の抽象概念「空」を説いた
- 釈迦は、「輪廻の実体となるアートマン(魂、自我)はない」として、輪廻転生を否定した。
- 『般若心経』は、中国で作られた偽経の可能性が高い、「如是我聞」という言葉から始まっていないし、「ギャーテーギャテー」という呪文(マントラ)がついているから。「心」は、マントラを意味する。
- 「止観」は、何も考えないことではない、煩悩や妄想を一時的にストップし、自分の感覚や思考を純粋に「観る」こと
- 八正道も方便、「極端なことをしない」「小さい煩悩のまま見ない語らない行わない」ということではないか
- 「自と他の差はない」と知ることが、釈迦の教え
- いまの日本人に方便は必要ない、はじめから「空」を説明し、「輪廻転生」や「自我」はないと説明すべき
- 悟りとは、縁起でも空でもない、すべてのスコトーマが外れる体験(人間の脳は、自分にとって重要なもののみを認識し、自分にとって価値が低いと思う情報を遮断する、それによって生まれる認識の盲点をスコトーマという)