遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

術伝流応用講座6人の患者さんを施術

 術伝流応用講座。実際に症状のある患者さんを施術して見せる場。

 1人目は、東日本大震災以来、アトピーが復活したという方。こういう場合は、アトピーの出ているまわりを散鍼したり、ツボを見つけて刺鍼すると良い。慢性期の養生の型で全身治療の後、それをした。

 2人目は、腰の重だるさが続いているという方。慢性期の養生の型で全身治療の後、立ち上がって動いてもらい、違和感のあるところを、その違和感の出る姿勢で刺鍼。その後、養生の型に戻り、後始末。

 3人目は、繊維筋痛症の方。3回目。腹や背の皮膚の黒ずみが消え、明るくなってきた。顔の皮膚の黒ずみも消えて行くと良いのだが。水毒の影響か、上腹部、背7〜11の華佗経、痞根にツボ、左側。腕と背中、腕と胸のあいだに張っている筋肉にもツボが出ていた。

 4人目は、筋ジスの方。立つとカカトがつかないという、立ってもらうとブルブル震えていた。腹部の膨満感が目立った。慢性期の養生の型で施術。腹部の膨満感が減り、立ってもプルプル震えなくなった。

 5人目は、脳脊髄液減少症の型。非常に敏感。瞑眩が出やすい。治療の後始末の頭の散鍼と手八邪の引き鍼を少し強めにしたら、痛かったようだ。加減がむずかしい。しかし、はじめのころにあった、ふらついた漢字でなく、割と普通に歩けていたので良かったなと思った。

 6人目は、足首捻挫の後遺症と、足裏親指付根の痛み。足裏の痛みは、フクラハギの親指側に出ていたツボ2,3か所に刺鍼したら改善。腱付着部痛だったのだろう。首の後ろが赤いし、寝付きが悪いというので天柱風池に刺鍼していたら、抜鍼時に出血。瘀血が溜まっていたのだろう。