遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

『針師のお守り』

針師のお守り―針灸よもやま話 (中医臨床新書)

針師のお守り―針灸よもやま話 (中医臨床新書)

 臨床にあまり関係のない話がおおく、あまり面白くなかった。
 情報として、2つほど興味深いものがあった。

  1. 1993年頃呉兆森氏(中国中医研究院鍼灸研究所)が、すでに「中西結合派がおおく、しかも中西結合派の中でも現代派がほとんどで、中西結合派のなかの伝統派はすくなく、中医研究院のなかで弁証施治をするのは3名の先生のみ」と言っていたようだ。
  2. いわゆる経絡治療は、昭和10年代に確立。はじめは経絡的治療と言っていたが、「的なんて字を入れちゃ駄目」ということで、竹山晋一郎先生が「経絡治療」に決めたとのこと。