遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

左手首(9/5)の2回目


 2回目なので、慢性期の養生の型でやらせてもらった。
 腹診では、心下痞と左胸脇苦満。しかも左上腹部と左肋骨下部をくらべると、左上腹部のほうがほんの少しだが床からの高さが高い。普通は肋骨のほうが高いのに。

 そのあと、腕と胸、腕と背の間に張っている筋肉を調べたら、シコリと圧痛。
 左上曲沢の刺鍼で、腕と胸の間の筋肉内のシコりが柔らかくなった。変化の速さにびっくり。
 腹部の刺鍼中に腹に滝のような汗。腹筋内に溜まっていた水毒か。
 背中を刺鍼しようとしたら滝のような汗。ふいて、胸椎7~11左華佗経と左痞根に出ていたツボに刺鍼したら、また滝のような汗。しかも、ヌルヌルベタベタした感じで、筋肉内に溜まっていた水毒という感じ。ふだんは、あまり汗をかなないとのこと。

 左大椎回り、背と腕の間にはる筋肉内のシコリにも刺鍼。
 今回も、邪気の動きなど刺鍼中の体のなかの動きをたくさん言ってもらえたので、それも参考に刺鍼。あと、体の変化の大きさにもびっくり、鍼がむく体質なのか。鍼灸師になったら、名人になりそうな感じ。
 やはり、病態、ツボの出方、変化の仕方が、術伝流一本鍼no.17 - 術伝HP - アットウィキの症例をよく似ていた。