遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

背中上部中央のカユミ


 背中上部中央のカユミ。見たら、点線内部が赤黒く邪が皮膚表面にこもっている感じ。夏に汗を引っ込めた可能性があるかなと思った。
 手甲4~5間にはツボが出ていなかった。背中上部でも中央よりのみの症状のときは、こういうこともあり、そういうときには、歯槽膿漏の名灸穴が女室であることを参考に、女室に引いてみることにしている。
 女室を調べたら、ツボが出ていたの施灸。3荘くらいしてようやく熱感。

 背中の患部の赤黒いところのまわりを2,3cmの幅で散鍼。しばらくして、患部の赤黒さが消え、ピンクになった。皮膚疾患には、患部そのものよりも、患部のまわりの散鍼が効果的なように思う。
 そのあと、女室に近いし、水毒の可能性もあるし、むくみによく使うという失眠を調べたら、ツボが出ていたので、施灸。こちらは、数荘しても熱くならないので、半米粒大を直接施灸したら、ようやく熱くなった。