『ブッダが考えたこと』
- 作者: 宮元啓一
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2004/11/16
- メディア: 単行本
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インド哲学史上でブッダがはじめて発見し提案したこと(その後インド哲学・宗教に大きな影響を与えたもの)が何かや、形而上学におちいらない実存主義的な経験論と神秘主義におちいらない論理的合理的思考による瞑想の二つに徹することなどのブッダの特長、そのあたりがよく書かれています。
「感受・知覚」「識別」「記憶」「判断」などの心の作用、もっといえば、心は自己では無いということも言っていたということで、「心は他人かも知れない」と「操体もくもく」や「体は自然」に書いた私としては同感という感じです。