『目覚めよ仏教!』
- 作者: 上田紀行
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「帰依する」=「ライバルにする」
というのには同感した。
仏教では「仏法僧に帰依する」、チベット系仏教では「師(ラマ、ブータンではラム、インドではグル)」にも帰依するのだが、全てライバルにするという風に解釈するなら、面白いなと思った。
このところ読んだ仏教関係の本で、どの本だったか忘れたが、仏教で言う「四苦八苦」(四苦は生老病死)の「苦」=「思い通りにならないこと」とすると意味が解りやすいという意見にも同感していた。
二つを合わせると、
「思い通りにならないことに悩まされずに、
それを乗り越えた「仏」、乗り越え方をまとめた「法」、乗り越えようとしている「僧」、そして乗り越え方を直接指導してくれる「師」を模範にもしライバルにもして、自分も思い通りにならないことにわずらわされないようになろう(「仏」になろう)としていく」
ということかなと思います。
操体などの学び方にも通じるものがあるように思います。
橋本先生、橋本先生が書き残した定番操体、操体を実践している先輩や学んでいる仲間、直接操体の実技を伝えてくれた方を模範にもし、ライバルにもして、自分流の操体を作り上げていくという感じに近いかなと思った。