遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

仙台木曜講座1月

膝裏小指側の痼りの圧痛操法

 今年始めての仙台の操体講座
始めに「応急処置から学ぶ操体の基本2.肩凝り・五十肩」のビデオ撮影。2回目だが、やはりビデオが回っていると意識してしまうなぁ。この間よりも慣れたけど。皮膚操体もやろうかと思ったけど疲れたので、終了。のどが渇いたので緊張してたのだろう。30分とのこと。次回はもう少し緊張しないでできるかな。
 しばらく雑談の後、「ラクになれない方への対処の2」で、足の指揉みと圧痛操法をした。どちらもコーン先生の処で行っているので上手かなと思ったら、痼りに指が当たってない方もいて、先ず痼りを見付けそれに指を当てる練習から始めた。
 足の指揉みは、一揉み一揉みが「1.動診、2.タワメ、3.瞬間脱力」になるように、「動診、タワメ、脱力」と心でつぶやきながら、足の指1本づつ、指裏関節部の皺の処、特に両端に多い、直径3mmくらいの大きさの、シジミの片割れのような形のもので、骨にへばりついている感じの状態の痼りを探して、そこに指先や指関節横側の硬い部分をしっかり当てて、その状態から、手首や肘を回していき、一回りの最後に瞬間脱力が入る、そして、それを繰り返していく練習をした。
 圧痛操法は、膝裏の痼りをうつ伏せで見付け、そこを少し痛くして逃げてもらい、足の指反らしを加えていく事をした。膝裏痼りが小指側の場合は、カエル足の格好に逃げる事が多く、足小指反らしを加えるとイイ感じが増す事が多い(写真参照)。痼りが親指側の時は、反対側の足の下に膝を潜り込ませるような形で逃げる事が多く、足親指反らしを加えるとイイ感じが増すことが多い。どちらも、押しても膝裏痼りが痛まない格好まで逃げてもらい、しばらく、その姿勢を維持する。維持している間は、膝裏痼りの周りで脈の拍動が感じられ(血行が良くなるせいだろう)、お腹の息が深くなる事が多い。イイ感じが消えて姿勢を変えたくなる頃、拍動も弱まり、お腹の息の普通に戻ることが多い。