遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

内科系急性症状への操体

1月21日の講座で練習するので「内科系急性症状への操体」を術伝MLに送った。
おおまかには以下の通り
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.0. 内科系急性症状は、重ければ救急医療と連携
  ・東洋的物療で急性症状に対処できるのは、機能的疾患まで
   (器官破壊を伴う物は救急医療と連携)
  ・昔から伝わっている手技による方法がある
  ・試しに行ってみて軽く慣れば様子を見れる
   (数時間以内に施術前と同じ位痛みが復活したら救急医療と連携)
  ※軽い方でよく練習してから重い方を行うようにしてください

.1. 基本的な手順
 .1. ラクな姿勢になっているか確認(※1)
 .2. 指を選んで揉むか指反らし
  .1. 井穴や八邪を揉んだり、指を逸らしたりして指を選ぶ(※2)
  .2. 揉んだり反らしたりしてみて反応が良い方法を選ぶ(※3)
  .3. やり続ける(※4)
 .3. 背中(頭,首)のツボを選んで指圧
  .1. 背中の一番丸めている部分当たりを探しツボを見付ける(※5)
  .2. そのツボを押すか、皮膚操体(※6)
 .4. ラクになるまで続ける(※7)
 .5. 仕上げに手の指揉み(※8)

※1. 服装や布団などに無理はないか、姿勢に無理がないかなどをチェック
※2. 井穴を挟んだりして痛みが強い処、八邪が厚く揉んで痛い所、
   指を反らしてお入りお入りビリビリした感じが強い処
※3. 顔の表情やお腹への息の入り具合、姿勢の変化などを見る
※4. 続けている間、反らし具合反らす方向、揉み方揉みの強さを体の変化に合わせる
※5. 背中が丸くなっている事が多いので、その一番出っ張っている辺りに注目し
   その辺りを指を滑らしてツボを見付ける
  .1. 喘息発作の場合は、背中を反らし気味
  .2. 頭痛や眩暈など症状の場所が胴体でない時は背中でなく、頭や首の横輪切り
※6. 痛みの場合は、強めに押したほうが症状がラクになる場合が多い
※7. 続けている間も、顔の表情やお腹への息の入り具合、姿勢の変化などを見続ける
※8. 上衝を伴う場合が多いので