遊風の養生日記Ⅱ

術伝流の愉癒庵遊風(颶風颯雷電)が、鍼灸操体食養はじめ養生について書いていきます

鍼灸

モノモライがなかなかスッキリしない

金曜日の発熱のあと土曜日からモノモライになったらしく、右目の下側がゴロゴロした感じ。右手親指と人差し指の骨空に灸をした。いつもはすぐ効果が出るのに、熱いだけでゴロゴロ感はスッキリしない。 昨日は、通し稽古とその後の打ち上げで忘れていた。 今…

リウマチで右膝が痛い

鍼灸の通し稽古のあと時間が余ったし、参加者の方々が見たいというので、リウマチの方で親指変形は左のほうがひどいが右膝が痛いという方を治療した。 変形は応急処置で改善するのは無理なので、右膝の痛みのほうの改善を目指した。 膝の痛みは膝裏からフク…

カゼみたい2

夜中の1時に膀胱満タンな感じで目がさめトイレへ。大量の小水。熱は下がった感じだが、汗は出ていないので、すこし変だなと思った。それから朝まで2回もトイレへ。 朝起きたら、ようやく肩甲骨鎖骨から上が汗ばんでいた。なんとなくすっきりした感じ。ただ、…

カゼみたい

朝から体が重い感じがしていたのだが、夕食後から熱が出始めた。カゼをひいたみたいだ。酒をあまり呑む気にならない。休肝日にはなるなという感じ。 手の親指小指の井穴を調べたら、ツボが出ていたので、手指用糸もぐさを1荘ずつ。 夜寝る前に、まだ熱が高…

『森の診療所の終の医療』

森の診療所の終の医療作者: 増田進出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (2件) を見る 「沢内方式」の地域医療で有名な増田進先生の本。現在は、雫石村で鍼治療をかなり取り入れた自由診…

左手首3回目

9月5日と26日に鍼した方の3回目。 汗をかきにくいということだったが、急いで来たせいか、診察の時点で全身汗ばんでいた。先回も同じように急いで来たということだが、診察時点では発汗は見られず、鍼灸してから汗をかいたので、体が変わっていっている感じ…

左手首(9/5)の2回目

2回目なので、慢性期の養生の型でやらせてもらった。 腹診では、心下痞と左胸脇苦満。しかも左上腹部と左肋骨下部をくらべると、左上腹部のほうがほんの少しだが床からの高さが高い。普通は肋骨のほうが高いのに。 そのあと、腕と胸、腕と背の間に張っている…

背中上部中央のカユミ

背中上部中央のカユミ。見たら、点線内部が赤黒く邪が皮膚表面にこもっている感じ。夏に汗を引っ込めた可能性があるかなと思った。 手甲4~5間にはツボが出ていなかった。背中上部でも中央よりのみの症状のときは、こういうこともあり、そういうときには、歯…

寄金先生講演会

目黒鍼灸師会での六然社社長の寄金先生の講演会にいってきた。 去年講座に出ていて今年東鍼の鍼灸按摩科にはいった方と、鍼灸学校時代の同級生に出会った。たまには、外に出てみるものだな・・・。 寄金先生は、相変わらず鍼灸界というか、経絡治療、学院派…

リウマチ薬で数値は下がったが、症状が改善しない

メールで「2年ほど前かから関節の腫れ痛み、リウマチ薬で数値は下がったが、症状は改善しない」という相談を受け、講座にモデル患者さんとして来ていただいた。話の感じから線維筋痛症の初期症状のような感じを受けました。 現在いちばん困っていることを聞…

先天性脳動脈奇形の脳出血による片麻痺2

2回目。京に帰る新幹線の都合で、いつもより1時間半早めに治療開始。 やったことは、前回8.20とほぼ同じ。 今回目立ったことは、鍼を刺すと、手も、刺したまわりが赤くなったこと。そのため、赤くならないところにツボを探して刺鍼。そして、置鍼したまま…

術伝HPの移転ほぼ完了

やじうまこみゅが今年一杯で閉鎖になるので、やじうまこみゅ内の術伝HPを@ウィキに移転していましたが、ほぼ完了しました。 新トップページ - 術伝HP - アットウィキ あと残っているおもなものは、「自分で養生」と「症例問答」。今週中に移転予定です。 よ…

先天性脳動脈奇形の脳出血による片麻痺

小学校の同級生の甥の方。同級生は小田原住まいだが、甥の方は、京都住まい。先天性脳動脈奇形で高校生のときに脳出血。その後遺症の右半身麻痺。若さの勢いでリハビリにはげみ、なんとか装具付きで歩けるが、右手は肘が曲がり手は握ったまま。 春に見て、灸…

猛暑の上衝に合谷の置鍼

今日も35℃をこえたようで、猛暑。しかも風がない。 昼に蕎麦ソーメンを食べたあと昼寝をしたら、なかなかおきられず2時近くになってしまった。 術伝HPの更新をはじめたのだが、頭がうまくまわらない、まずシャワーを浴びたらすこしスッキリしたが、パソコン…

膝裏のアセモ

膝裏がアセモみたいだという、とくに左足がひどいという人。もともと、上半身よりも下半身に汗をかきやすいという。 うつ伏せになってもらい、まずは、末端に引き鍼。陽大鐘、大鐘の順。 そのあと、湿疹などのときと同じように、アセモ状態のまわりの皮膚を…

膝がカクンと内側に

膝の古傷で、膝がカクンと内側にはいりやすいという。膝裏を調べさせてもらったら、陰谷の上あたりに非常に虚したツボを発見した。虚の具合を、みんなに確認してもらう。 足の甲に陽経〜陰経の順で引き鍼したあと、灸頭鍼。足厥陰のツボではという意見も出た…

爪水虫

爪水虫は、水虫のところと健康なところの境目で、ちょっと健康なところのほうに、透熱灸を続けるとだんだん爪の先端のほうへ逃げていく。 ただし、完全に消えるまで毎日灸を続けないと復活しやすい。

打撲に灸頭鍼

こちらは、しばらく時間がたった打撲だというので、灸頭鍼をした。 そのあと真ん中に灸をしたら、黒っぽい感じが消えた。 灸頭鍼が面倒だったら、毎日四畔の灸をすれば、どんどん良くなっていく。

打撲に灸

前日HPの更新をしていたら、途中で疲れて、座る姿勢を右足甲を下にして、そこに体重がかかった座位をしばらく続けたら、内出血してしまったようだ。朝起きたら腫れ上がっていて、靴が履きにくかった。 第2,3指端に灸してもらい、四畔の灸をしてもらったら…

目頭の腫れ物

目頭の虫刺されをかいて化膿したという。 顔の化膿やニキビなどには、手骨空の灸が効果的。目頭という位置からして親指だろうと、左手親指の骨空をしらべたら、非常に痛がった。痕も深く黒々としていた。 1荘目がそれほど熱くなかったというので、2荘した…

漢方フォーラムのアンケート結果

「漢方鍼灸活用日本型医療創生」のための調査研究の結果を発表した第6回21世紀漢方フォーラムの概要とアンケート結果が発表になった。 第6回21世紀漢方フォーラム概要 « 漢方・鍼灸を活用した日本型医療創生のため調査研究 第6回21世紀漢方フォーラムアンケ…

悪い油で右手首に湿疹・2回目

4月5日に書いたものの2回目(治療は4月4日)。 経過が長いので、今回は、慢性期の養生として、腹診を中心に診ていった。 腹は左側にツボが出ていた。 また、舌表側の左側がテカテカしていて、舌裏側血管も左側が黒かったので、左側を治療していった。手陰経…

左手による片手刺、霞鍼、30番鍼

自分で自分の右手の治療をするための左手による片手刺、手の内を広げるための霞鍼、30番鍼の刺し方をやってみせた。 片手刺は、左手親指と中指で鍼管を持ち、人差し指で弾入したあと、皮膚表面から1cm上の鍼体を撚鍼していく。 霞鍼も、鍼先から1cmほど上の…

食べ過ぎで胃の調子が悪くして食べられない

前々日に食べ過ぎて、胃の調子が悪く、食べられないでので、昨日から食べていないという方。 お腹を診させてもらったらもらったら、おヘソの左上が硬かった。先急の一本鍼の中焦の典型例かなと思い、その手順で治療していった。 こういう場合は、お腹が硬い…

中国旅行で皮膚炎が悪化

中国旅行で屋台の食べ歩きをして、油が悪かったせいか、右手首甲側の皮膚炎が悪化したという方。足などにも直径2mmほどのブツブツがたくさん出ていた。 体の邪毒を出そうとしている感じがしたので、薬物過多の方にツボが出るといわれる築賓を調べたら、右に…

術伝流一本鍼内科系を術伝HPに

術伝流鍼灸講座で写真をとり、週刊メルマガ「あはきワールド」に月1連載中の「術伝流・先急の一本鍼 内科系」を術伝HPにアップロードはじめました。 これからも、少しずつアップしていきますので、よろしくお願いします。 http://yajiuma.pupu.jp/yajiumapu…

手術痕

お腹の手術痕のある方。さわらせてもらったら、痕がしこりになっていた。まわりを調べたら7mmおきくらいにツボが出ていた。 手陰陽の順で引いて準備のあと、その手術痕のまわりに出ていたツボに順に刺鍼。手術痕のまわりのシコリが改善され柔らかくなったこ…

足首捻挫の後遺症

右足の内くるぶしあたりから親指にかけて右足内側横側面に、抜歯時の麻酔注射のあとのようなシビレ感(感覚異常)が続いているという方。麻痺して感覚がまるでないわけでもなく、動かせないわけでもなく自由に動かせるとのこと。 通し稽古が午前中に終えたの…

ムチウチ

ムチウチの方がいらしたので、治療させてもらった。 はじめに経過を聞いたら、バックミラーを見たときに後ろから追突されたとのこと。左斜め上を見た時の姿勢を思い浮かべながら後頸部のツボを探したら、左側の背中に近いあたりに古いツボを発見。 手甲に引…

ラック灸:新しい灸頭鍼

セイリンのラック灸という灸頭鍼を使ってみた。 釜屋の温暖よりも、キャップの構造が簡単なので、軽いし細工もしやすそう。肌からの距離を低く保つために、釜屋の温暖用灸頭キャップの鍼柄の頭がかかる部分にヤスリで穴をあけていたのだが、このラック灸のキ…